初心者が知る3和音とは何か、できること|音楽理論の基本ガイド

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3和音は音楽理論の最も基本となる要素で、初心者がコードや作曲を理解するための第一歩です。
この記事では、3和音の定義から4つのタイプ(メジャー・マイナー・ディミニッシュ・オーギュメント)、具体的な作り方までを丁寧に解説します。さらに、3和音を使って簡単な伴奏を作る方法や作曲の土台作り、耳コピへの活用法など、実践的なできることを紹介します。初心者でもすぐに始められるCメジャーからの練習法も掲載しているため、読み終える頃には3和音の基本を理解し、実際に音楽制作に活かせるようになります。音楽理論に苦手意識がある方でも、わかりやすく段階的に学べる内容です。

1. 3和音の基礎知識

1.1 3和音とは

3和音とは、3つの音を同時に鳴らして作る和音のことで、音楽理論の中でも最も基本的な和音の形です。
英語ではトライアド(Triad)と呼ばれ、triは「3つ」を意味します。

3和音は、基準となる音(ルート音)から、特定の音程で積み重ねた3つの音で構成されます。
たとえばCの3和音であれば、C・E・Gという3つの音を同時に鳴らすことで、聴き馴染みのある和音の響きが生まれます。

ピアノやギターで演奏される伴奏の多くは、この3和音を基礎としています。
ポップスやロック、クラシック、ジャズなど、ジャンルを問わず、3和音は音楽を支える土台として機能しています。

3和音を理解することで、楽曲の構造が見えてきます。
なぜこの音の組み合わせが心地よく聴こえるのか、どうして感情を揺さぶる響きになるのか、その理由が3和音の仕組みにあるのです。

1.2 和音と3和音の違い

和音とは、2つ以上の音を同時に鳴らしたときに生まれる音の組み合わせの総称です。つまり、和音には2和音もあれば、4和音、5和音など、さまざまな種類が存在します。

その中でも3和音は、3つの音で構成される和音を指します。和音という大きなカテゴリの中に、3和音が含まれているという関係性です。

和音の種類構成音の数特徴
2和音2音パワーコードなど、シンプルな響き
3和音3音基本的な和音、伴奏の中心
4和音4音セブンスコードなど、より複雑な響き
5和音以上5音以上テンションコードなど、ジャズやフュージョンで使用

初心者が音楽理論を学ぶ際、まず最初に触れるべきなのが3和音です。なぜなら、3和音は和音の中で最もシンプルでありながら、音楽の基礎となる響きを持っているからです。4和音や複雑な和音も、すべて3和音に音を足していく形で作られます。

つまり、3和音を理解することが、和音全体を理解するための第一歩となるのです。

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1.3 3和音が音楽で重要な理由

3和音が音楽において重要な理由は、シンプルでありながら、豊かな表現力を持っているからです。たった3つの音だけで、明るさ、暗さ、緊張感、浮遊感といった多彩な感情を表現できます。

楽曲の構造を見ると、ほとんどの場合、メロディーの下で3和音が鳴っています。ポップスの「サビ」や、バラードの「Aメロ」でも、背景で鳴っている伴奏の多くは3和音です。つまり、3和音は楽曲全体の土台となり、メロディーを支える役割を果たしているのです。

また、3和音を理解することで、次のようなことが可能になります。

  • 楽曲のコード進行を理解し、耳コピがしやすくなる
  • 自分で伴奏を作り、演奏できるようになる
  • 作曲やアレンジの基礎を身につけられる
  • 音楽を聴いたときに、どのような和音が使われているかを分析できる

音楽制作の現場でも、3和音の知識は不可欠です。DTM(デスクトップミュージック)で楽曲を制作する際、DAWソフトを使って打ち込みを行いますが、その際に3和音の知識があれば、より効率的に、かつ音楽的に正しい伴奏を作ることができます。

パソコンで音楽制作を行う場合、安定した動作環境が求められます。音源の読み込みやエフェクトの処理には高い処理能力が必要であり、動作が遅いと創作の妨げになります。高品質なBTOパソコンを使用することで、ストレスなく音楽制作に集中できる環境を整えることができます。

3和音は、音楽の基礎でありながら、プロの現場でも日常的に使われる普遍的な要素です。初心者がまず学ぶべき理論であると同時に、上級者になっても常に立ち返る原点でもあります。

2. 3和音の4つのタイプ

3和音には大きく分けて4つのタイプがあり、それぞれ異なる響きと感情表現を持っています。
音楽初心者がまず覚えるべきは、メジャー・マイナー・ディミニッシュ・オーギュメントの4種類です。
これらの違いを理解することで、曲の雰囲気を自在にコントロールできるようになります。

各タイプは構成する音程(インターバル)の組み合わせによって決まり、その音程の違いが独特の響きを生み出します。
ここでは、それぞれの3和音の特徴と、実際の音楽でどのように使われているかを詳しく解説していきます。

2.1 メジャートライアド(明るい響き)

メジャートライアドは最も基本的で、明るく安定した響きを持つ3和音です。
ポップスやロック、クラシック音楽など、あらゆるジャンルで最も頻繁に使用されます。

メジャートライアドは、ルート音(根音)から長3度、完全5度の音を重ねて構成されます。
例えばCメジャートライアドの場合、C(ド)をルート音として、E(ミ)とG(ソ)を加えた「ド・ミ・ソ」の組み合わせになります。

3和音の種類構成音(Cを基準)音程の構造響きの特徴
CメジャーC – E – G(ド・ミ・ソ)長3度+短3度明るく安定

メジャートライアドは楽曲の主要なコード進行の中心となることが多く、安心感や喜び、希望といった明るいポジティブな感情を表現するのに適しています。初心者が最初に練習すべき3和音であり、ピアノやギターで弾きやすい形になっています。

2.2 マイナートライアド(暗い響き)

マイナートライアドは、哀愁や切なさを表現する暗めの響きを持つ3和音です。メジャートライアドと並んで音楽の基本となる重要なコードです。

マイナートライアドは、ルート音から短3度、完全5度の音を重ねて構成されます。Cマイナートライアドの場合、C(ド)をルート音として、E♭(ミ♭)とG(ソ)を加えた「ド・ミ♭・ソ」の組み合わせになります。メジャートライアドとの違いは、真ん中の音(第3音)が半音下がっている点だけですが、この違いが響きの印象を大きく変えます。

3和音の種類構成音(Cを基準)音程の構造響きの特徴
CマイナーC – E♭ – G(ド・ミ♭・ソ)短3度+長3度暗く切ない

マイナートライアドは、悲しみや寂しさ、物憂げな雰囲気を表現したいときに使われます。バラード曲や感動的なシーンの音楽には欠かせない要素です。

2.3 ディミニッシュトライアド(緊張感のある響き)

ディミニッシュトライアドは、不安定で緊張感のある独特な響きを持つ3和音です。減三和音とも呼ばれ、メジャーやマイナーよりも使用頻度は少ないものの、音楽に深みとドラマ性を加える重要な役割を果たします。

ディミニッシュトライアドは、ルート音から短3度、減5度の音を重ねて構成されます。Cディミニッシュトライアドの場合、C(ド)をルート音として、E♭(ミ♭)とG♭(ソ♭)を加えた「ド・ミ♭・ソ♭」の組み合わせになります。メジャーやマイナーと比べて、5度の音が半音下がっている(減5度になっている)ため、不安定な響きが生まれます。

3和音の種類構成音(Cを基準)音程の構造響きの特徴
CディミニッシュC – E♭ – G♭(ド・ミ♭・ソ♭)短3度+短3度緊張感があり不安定

この不安定な響きは、次のコードへの強い進行感を生み出すため、経過和音(パッシングコード)として使われることが多くあります。特に、ある和音から次の和音へスムーズに移行させたいときや、劇的な展開を演出したいときに効果的です。

ディミニッシュトライアドは、ジャズやクラシック音楽で頻繁に使用されますが、J-POPでも緊張感を高める場面で活用されています。例えば、サビ前の盛り上がりを作る部分や、転調の前触れとして使われることがあります。映画音楽では、サスペンスシーンや不安を表現する場面で多用される和音です。

2.4 オーギュメントトライアド(浮遊感のある響き)

オーギュメントトライアドは、浮遊感や幻想的な雰囲気を持つ特殊な響きの3和音です。増三和音とも呼ばれ、4つのタイプの中で最も使用頻度は低いものの、独特の世界観を演出できる個性的な和音です。

オーギュメントトライアドは、ルート音から長3度、増5度の音を重ねて構成されます。Cオーギュメントトライアドの場合、C(ド)をルート音として、E(ミ)とG♯(ソ♯)を加えた「ド・ミ・ソ♯」の組み合わせになります。メジャートライアドの5度の音が半音上がっている(増5度になっている)ため、広がりのある不思議な響きが生まれます。

3和音の種類構成音(Cを基準)音程の構造響きの特徴
CオーギュメントC – E – G♯(ド・ミ・ソ♯)長3度+長3度浮遊感があり幻想的

オーギュメントトライアドは、長3度の音程が2つ連続して積み重なっている構造のため、どの音もルート音になれるという特殊な性質を持っています。つまり、CオーギュメントもEオーギュメントもG♯オーギュメントも、実は同じ構成音になるのです。

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この浮遊感のある響きは、夢のようなシーンや幻想的な世界観を表現するのに適しており、映画音楽やゲーム音楽で効果的に使われます。また、ジャズやボサノバでは洗練されたハーモニーを作るために活用され、コード進行に変化をつける手法として重宝されています。

J-POPでは、サビの後半部分で意外性を演出したり、転調の際の橋渡しとして使われることがあります。坂本龍一や久石譲といった作曲家の作品では、オーギュメントトライアドが効果的に使われており、独特の音楽的色彩を生み出しています。

タイプ記号表記音程構造主な用途
メジャーC、Cmaj長3度+短3度楽曲の主要コード、明るい表現
マイナーCm、Cmin、C-短3度+長3度悲しい表現、バラード
ディミニッシュCdim、C°短3度+短3度経過和音、緊張感の演出
オーギュメントCaug、C+長3度+長3度転調の橋渡し、幻想的な表現

これら4つの3和音タイプを使い分けることで、音楽表現の幅が大きく広がります。初心者はまずメジャーとマイナーをしっかり習得し、その後ディミニッシュとオーギュメントの特徴を理解していくと良いでしょう。実際に鍵盤やギターで音を出して、それぞれの響きの違いを耳で確認することが、理解を深める最も効果的な方法です。

3. 3和音の作り方

3和音の基本的な仕組みを理解したら、次は実際にどのように作るかを学びましょう。3和音は音程の組み合わせによって構成されており、ルート音を基準に特定の規則に従って音を重ねることで作ることができます。ここでは初心者の方にもわかりやすく、段階を追って3和音の作り方を解説します。

3.1 ルート音から3和音を組み立てる手順

3和音を作る際は、まずルート音(根音)と呼ばれる基準となる音を決めることから始めます
ルート音はその和音の名前にもなる重要な音で、例えば「Cメジャートライアド」であればCの音がルート音となります。

3和音を組み立てる基本的な手順は次の通りです。

  1. ルート音を決める(例:C)
  2. ルート音から3度上の音を見つける(第3音)
  3. ルート音から5度上の音を見つける(第5音)
  4. これら3つの音を同時に鳴らす

この3つの音の組み合わせが3和音の基本形です。鍵盤楽器であれば、この3つの音を同時に押さえることで3和音を鳴らすことができます。ギターの場合は複数の弦を同時に鳴らすことで3和音を演奏します。

音楽制作ソフトを使う場合も同様で、ピアノロール上にこれら3つの音を配置することで3和音を作ることができます。DTMで音楽制作を行う際には、処理速度の速いパソコンがあるとストレスなく作業を進められます。

3.2 音程(インターバル)の基本

音程とは2つの音の高さの距離を表す概念で、インターバルとも呼ばれます。3和音を正しく理解するためには、この音程の基本を押さえておく必要があります。

音程は半音をもとに数えられ、鍵盤上では白鍵と黒鍵を含めた隣り合う音との距離が半音(1半音)です。音程には次のような種類があります。

音程名半音数例(Cからの音程)
完全1度0半音C→C
短2度1半音C→C#(Db)
長2度2半音C→D
短3度3半音C→Eb
長3度4半音C→E
完全4度5半音C→F
増4度/減5度6半音C→F#(Gb)
完全5度7半音C→G
増5度8半音C→G#

3和音を作る際に特に重要なのが「3度」と「5度」の音程です。3度の音程には長3度(4半音)と短3度(3半音)があり、この違いが和音の明るさや暗さを決定します。また、5度の音程には完全5度(7半音)、減5度(6半音)、増5度(8半音)があり、これが和音の安定感や特徴的な響きを生み出します。

初心者の方は最初、音程を数えるのが難しく感じるかもしれませんが、鍵盤図や五線譜を見ながら繰り返し練習することで徐々に慣れていきます。視覚的に音程を確認しながら学習を進めると理解が深まります。

3.3 各タイプの3和音の構成音

3和音には4つの基本タイプがあり、それぞれ異なる音程の組み合わせで構成されています。ここでは各タイプの具体的な構成を、Cを基準として詳しく見ていきましょう。

3.3.1 メジャートライアドの構成

メジャートライアドはルート音、長3度、完全5度の3つの音で構成されます。この組み合わせが明るく安定した響きを生み出します。

構成音音程Cメジャーの例ルートからの半音数
ルート音(根音)完全1度C0半音
第3音長3度E4半音
第5音完全5度G7半音

メジャートライアドは多くのポップスやロック、クラシック音楽で使われる最も基本的な和音です。Cメジャーであれば「ド・ミ・ソ」の音の組み合わせとなり、ピアノの白鍵だけで弾くことができます。

3.3.2 マイナートライアドの構成

マイナートライアドはルート音、短3度、完全5度で構成され、メジャートライアドとの違いは第3音が半音低くなる点です。この違いが暗く切ない響きを生み出します。

構成音音程Cマイナーの例ルートからの半音数
ルート音(根音)完全1度C0半音
第3音短3度Eb3半音
第5音完全5度G7半音

Cマイナーであれば「ド・ミ♭・ソ」となり、メジャーの「ミ」が半音下がって「ミ♭」になります。この微妙な違いが和音全体の印象を大きく変えるのです。

3.3.3 ディミニッシュトライアドの構成

ディミニッシュトライアドはルート音、短3度、減5度で構成され、不安定で緊張感のある響きが特徴です。第3音も第5音も通常より低くなっています。

構成音音程Cディミニッシュの例ルートからの半音数
ルート音(根音)完全1度C0半音
第3音短3度Eb3半音
第5音減5度Gb6半音

Cディミニッシュは「ド・ミ♭・ソ♭」となります。減5度の音程が不協和音を生み出し、次の和音への移行を強く期待させる性質があるため、ディミニッシュトライアドは経過的な和音として使われることが多いです

3.3.4 オーギュメントトライアドの構成

オーギュメントトライアドはルート音、長3度、増5度で構成され、浮遊感のある独特な響きを持ちます。第5音が通常より半音高くなっているのが特徴です。

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構成音音程Cオーギュメントの例ルートからの半音数
ルート音(根音)完全1度C0半音
第3音長3度E4半音
第5音増5度G#8半音

Cオーギュメントは「ド・ミ・ソ#」となります。増5度の音程が不思議な浮遊感を生み出すため、ジャズや現代音楽でよく使われます。また、映画音楽などで緊張感や不安感を演出する際にも効果的に使用されます。

これら4つのタイプの構成を覚えておくことで、どんなルート音からでも3和音を作ることができるようになります。最初は紙に書いたり、実際に楽器で音を出したりしながら確認すると理解が深まります。音楽制作ソフトを使う場合は、画面上で視覚的に音程を確認できるため学習がスムーズに進みます。複数のトラックを扱う本格的な音楽制作では、動作が安定したパソコン環境を整えることで、創造性に集中できる環境が得られます。

4. 3和音を使ってできること

3和音の基礎を理解したら、次は実際の音楽制作でどのように活用できるのかを見ていきましょう。3和音は音楽制作のあらゆる場面で活躍する基本要素です。作曲、編曲、演奏、耳コピなど、幅広い用途で使える実践的なスキルとなります。

4.1 簡単な伴奏を作る

3和音を習得すると、メロディに対して適切な伴奏をつけることができるようになります。ピアノやギターで3和音を押さえるだけで、楽曲全体に調和と厚みが生まれます

例えば、童謡「きらきら星」のメロディに対して、Cメジャー、Fメジャー、Gメジャーの3つの和音を適切な位置で配置するだけで、立派な伴奏が完成します。この3つの和音は主要3和音と呼ばれ、多くの楽曲の基礎となっています。

伴奏パターン使用する3和音適した楽器難易度
ブロックコード3つの音を同時に鳴らすピアノ、キーボード初級
アルペジオ3つの音を順番に鳴らすピアノ、ギター初級〜中級
ストロークリズムに合わせて和音を刻むギター、ウクレレ初級
バッキングパターンリズミカルに和音を配置キーボード、シンセサイザー中級

デジタル音楽制作では、DAWソフトウェア上でMIDIノートとして3和音を打ち込むことで、様々な音色の伴奏を作成できます。この作業には安定した動作環境が必要となるため、音楽制作に適したパソコンの選択が重要です。

4.2 作曲の土台を作る

3和音は作曲における基礎中の基礎であり、コード進行の理解と構築に不可欠です。メロディが思い浮かばないときでも、3和音のコード進行から作曲を始めることができます。

コード進行とは、複数の和音を順番に並べたもので、楽曲の雰囲気や展開を決定します。
例えば、ポップスでよく使われる「C→Am→F→G」という進行は、すべて3和音で構成されています。この進行だけで、明るく前向きな雰囲気の楽曲を作ることが可能です。

作曲の手順としては、まず使いたい3和音を選び、それらを効果的な順序で配置します。次に、その和音進行に合うメロディを考えていきます。このアプローチは、メロディ先行の作曲方法と比べて、調和のとれた楽曲を作りやすいという利点があります。

コード進行使用される楽曲例雰囲気
C→G→Am→F多くのポップス楽曲明るく親しみやすい
Am→F→C→Gバラード系楽曲切なく感動的
C→Am→Dm→G童謡、フォークソング優しく温かい
Em→C→G→Dロック系楽曲力強く前向き

現代の音楽制作では、DAWソフトやMIDIキーボードを使って3和音を試行錯誤しながら作曲を進めることが一般的です。
複数のトラックを同時に扱う作曲作業では、処理能力の高いパソコン環境が作業効率を大きく左右します。

4.3 耳コピに役立てる

耳コピとは、聴いた音楽を楽譜に起こしたり、楽器で再現したりする技術です。3和音の知識があると、楽曲で使われている和音を聴き分けられるようになり、耳コピの精度とスピードが飛躍的に向上します。

3和音の4つのタイプ(メジャー、マイナー、ディミニッシュ、オーギュメント)の響きの違いを理解していれば、楽曲を聴いたときに「この部分はメジャートライアドだな」「ここはマイナートライアドに変わった」といった判断ができるようになります。

耳コピの基本的な手順は以下の通りです。まず楽曲全体を聴いて、使われている3和音のタイプを判別します。次に、ルート音(根音)を特定します。そして、そのルート音から構成される3和音の種類を確定させます。最後に、実際に楽器で弾いて確認します。

耳コピの段階3和音の活用方法コツ
和音の種類を聴き分ける明るいか暗いかを判断メジャーとマイナーの響きの違いに注目
ルート音を特定する最も低い音や安定した音を探すベースラインに耳を傾ける
構成音を確認する3和音の音程関係を適用鍵盤やギターで実際に確かめる
コード進行を把握する3和音の連続性を理解よくある進行パターンを覚えておく

デジタル環境での耳コピでは、音楽ファイルの再生速度を落としたり、特定の周波数帯域を強調したりする機能が役立ちます。このような音声処理を快適に行うには、安定したオーディオ処理能力を持つパソコンが必要です。

4.4 アレンジの幅を広げる

既存の楽曲をアレンジする際、3和音の知識は創造性の土台となります。3和音を理解していれば、原曲の雰囲気を保ちながら新しい要素を加えたり、全く違う印象に変えたりすることが可能になります。

アレンジの基本的なテクニックとして、3和音の転回形を使う方法があります。転回形とは、3和音を構成する音の順序を入れ替えることで、同じ和音でも異なる響きを作り出す技法です。例えば、Cメジャートライアド(ド・ミ・ソ)を、ミ・ソ・ドやソ・ド・ミという配置にすることで、音楽的な流れをスムーズにできます。

また、3和音のボイシング(音の配置)を工夫することで、楽曲の印象を大きく変えることができます。ピアノアレンジでは、左手でルート音を、右手で残りの2音を弾く配置が基本ですが、両手で3和音を広い音域に分散させることで、豊かで広がりのあるサウンドを作れます。

アレンジ手法3和音の使い方効果
転回形の活用和音の構成音の順序を変えるスムーズな声部進行、洗練された響き
ボイシングの変更音の配置を広げる・狭めるサウンドの厚み調整、空間表現
リズムパターンの変化3和音を異なるタイミングで配置楽曲のグルーヴ感の創出
音色の選択異なる楽器で3和音を演奏雰囲気の大幅な変化
和音の代理類似の機能を持つ3和音に置き換え新鮮さと個性の付与

さらに、3和音をストリングス、シンセサイザー、ギターなど異なる音色で演奏させることで、同じコード進行でも全く異なるジャンルの楽曲に仕上げることができます。オーケストラ風、エレクトロニック風、アコースティック風など、音色選択によって表現の可能性は無限に広がります。

現代のアレンジ作業では、複数の音源プラグインやエフェクトを同時に使用することが一般的です。多数のトラックとプラグインを安定して動作させるには、高い処理能力と十分なメモリを備えたパソコン環境が不可欠です。音楽制作を本格的に行う場合は、制作環境の整備も重要な要素となります。

5. 初心者におすすめの3和音練習法

3和音の理論を学んだ後は、実際に演奏して体で覚えることが大切です。ここでは初心者でも無理なく始められる具体的な練習方法を紹介します。段階的に進めることで、確実に3和音を自分のものにできるでしょう。

5.1 Cメジャーから始める練習

3和音の練習はCメジャートライアドから始めるのが最も効果的です。Cメジャーは黒鍵を含まないため、鍵盤上で視覚的にわかりやすく、初心者にとって最も親しみやすい和音です。

まずはCメジャートライアドの構成音であるド・ミ・ソを同時に押さえてみましょう。右手の親指・中指・小指を使うと押さえやすくなります。音を出したら、その響きをよく聴いて、明るく安定した響きを耳に刻み込んでください。

次に、同じCメジャートライアドを転回形で練習することも重要です。基本形のド・ミ・ソに加えて、第一転回形のミ・ソ・ド、第二転回形のソ・ド・ミも弾いてみましょう。転回形を練習することで、和音の柔軟な使い方が身につきます。

慣れてきたら、Cメジャートライアドを左手でも練習してみてください。左手で和音を押さえられるようになると、伴奏の基礎が身につきます。

5.2 主要3和音を覚える

音楽理論において、主要3和音とはトニック・サブドミナント・ドミナントの3つの和音を指します。この3つを覚えることで、多くの曲の伴奏や作曲ができるようになります。

Cメジャーキーにおける主要3和音は以下の通りです。

機能和音名構成音特徴
トニック(I)Cメジャード・ミ・ソ安定感があり、曲の始まりや終わりに使われる
サブドミナント(IV)Fメジャーファ・ラ・ドトニックへ向かう準備の役割を持つ
ドミナント(V)Gメジャーソ・シ・レトニックへ解決したくなる緊張感を持つ

この3つの和音を順番に弾いてみましょう。C→F→G→Cという流れで演奏すると、音楽の基本的な進行感を体感できます。この進行は多くのポップスやロック曲で使われているため、覚えておくと非常に役立ちます。

主要3和音を他のキーでも練習することで、応用力が高まります。GメジャーキーやFメジャーキーでも同じように主要3和音を見つけて練習してみてください。

5.3 簡単な曲で実践する

理論と基礎練習だけでなく、実際の楽曲で3和音を使うことが最も効果的な学習方法です。知っている曲で練習することで、モチベーションも維持しやすくなります。

初心者におすすめの練習曲として、主要3和音だけで演奏できる曲を選びましょう。例えば、童謡の「カエルの歌」や「きらきら星」は、シンプルなコード進行で構成されており、3和音の練習に最適です。

練習の手順は以下の通りです。まず、楽譜やコード譜を見て、使われている和音を確認します。次に、各和音を単独で押さえて音を確認し、最後に曲のテンポに合わせて和音を切り替えながら演奏します。最初はゆっくりとしたテンポで始め、慣れてきたら徐々にスピードを上げていきましょう。

また、DTMソフトを使って3和音を打ち込む練習も効果的です。パソコンで音楽制作を行う場合、鍵盤楽器がなくても3和音の学習ができます。DAWソフトのピアノロール画面で3和音を視覚的に確認しながら配置することで、音程の関係性がより理解しやすくなります。

DTMで音楽制作を行う際には、安定した動作環境を持つパソコンが重要です。音楽制作用のソフトウェアは多くのメモリとCPU性能を必要とするため、スペック不足のパソコンでは快適に作業できません。ブルックテックPCは音楽制作を行うクリエイターにも多く利用されており、DTMソフトの動作に必要な性能を備えた高品質なパソコンを提供しています。初心者の方でも、スタッフが用途と予算に合わせて最適なマシンを提案してくれるため、安心して音楽制作環境を整えることができます。

簡単な曲から始めて、徐々に複雑な曲に挑戦することで、3和音の使い方が自然と身についていきます。毎日少しずつでも練習を続けることが、上達への近道です。

6. まとめ

3和音は、ルート音・第3音・第5音の3つの音を重ねた和音で、音楽の基礎となる重要な要素です。メジャー、マイナー、ディミニッシュ、オーギュメントの4つのタイプがあり、それぞれ異なる響きと雰囲気を持っています。3和音を理解することで、簡単な伴奏作り、作曲の土台作り、耳コピ、アレンジなど、音楽制作の幅が大きく広がります。初心者はまずCメジャーから始めて、主要3和音を覚え、簡単な曲で実践することが上達への近道です。

こちらの記事では、4和音や3和音との使い分けについて紹介しています。
初心者が知る4和音とは何か?音楽理論とできることを分かりやすく説明
3和音と4和音の違い、使い分けを初心者にもわかりやすく完全解説

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