DisplayPortとHDMIの違いを解説!ゲーミングモニター接続で差が出るポイントをチェック

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パソコンとモニターを接続する際に迷うDisplayPortとHDMIの違いをご存知ですか?
この記事では両規格の基本的な違いから性能比較、用途別の最適な選び方まで詳しく解説します。特にゲーミングモニターでは接続方法によって体験が大きく変わるため、リフレッシュレートや遅延性能の違いを具体的な数値とともにお伝えします。また各バージョンの対応解像度やフレームレート、G-SyncやFreeSyncなどの同期技術への対応状況も比較。動画編集やオフィス作業など用途に応じた選択基準も提示し、接続トラブルの対処法まで網羅的にカバーしています。

1. DisplayPortとHDMIの基本的な違い

DisplayPort(DP)とHDMIは、どちらもデジタル映像・音声信号を伝送するためのインターフェース規格ですが、それぞれ異なる開発背景と特性を持っています。まずは両規格の基本的な概要と主要な違いについて詳しく解説していきます。

1.1 それぞれの規格の概要と特徴

DisplayPortは2006年にVESA(Video Electronics Standards Association)によって策定された比較的新しいディスプレイ接続規格です。パソコンのディスプレイ接続に特化して設計されており、高解像度や高リフレッシュレートでの映像出力に優れた性能を発揮します。

一方、HDMIは2002年に策定された規格で、HDMI Licensing LLCによって管理されています。家庭用AV機器との互換性を重視して開発されており、テレビやゲーム機、ブルーレイプレーヤーなど幅広い機器で採用されています。

項目DisplayPortHDMI
策定年2006年2002年
開発組織VESAHDMI Licensing LLC
主な用途PC向けディスプレイ接続家庭用AV機器接続
ライセンス料無料有料

1.2 開発背景と用途の違い

DisplayPortとHDMIは、それぞれ異なる目的を持って開発された規格です。DisplayPortは従来のDVIやVGAに代わるPC用ディスプレイ接続規格として位置付けられ、コンピュータディスプレイでの高性能な映像出力を実現することが主目的でした。

HDMIは家庭用エンターテインメント機器の普及を背景として開発され、デジタルテレビやホームシアターシステムでの映像・音声の一体化した伝送に重点が置かれています。このためHDMIは消費者エレクトロニクス分野での標準規格として広く普及しました。

両規格の開発背景の違いは現在でもそれぞれの得意分野に反映されています。DisplayPortはプロフェッショナル用途やゲーミング用途でのモニター接続に適しており、HDMIはテレビやゲーム機との接続において優れた互換性を発揮します。

1.3 コネクタ形状の違い

DisplayPortとHDMIはコネクタの形状も大きく異なります。DisplayPortのコネクタは長方形で角が片側だけ斜めにカットされた非対称な形状をしており、挿入方向を間違えにくい設計となっています。標準サイズのDisplayPortコネクタの他に、ノートパソコン向けのMini DisplayPortも存在します。

HDMIコネクタは台形状の形状で、上部が狭く下部が広い設計となっています。HDMIには複数のコネクタサイズがあり、標準的なType A(フルサイズ)、小型機器向けのType C(Mini HDMI)、さらに小型のType D(Micro HDMI)が規格化されています。

規格コネクタ形状サイズバリエーション
DisplayPort長方形(片側斜めカット)標準サイズ、Mini DisplayPort
HDMI台形状Type A(標準)、Type C(Mini)、Type D(Micro)

コネクタの固定方法についても違いがあります。DisplayPortはコネクタにラッチ機構が搭載されており、しっかりと固定されるため、振動などで抜けにくい構造となっています。一方、HDMIは摩擦による固定が基本で、業務用途では別途固定金具を使用することがあります。

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2. DisplayPortの特徴とメリット

DisplayPortは、VESA(Video Electronics Standards Association)により策定されたデジタル映像出力規格です。特に高性能なグラフィックス処理や複数モニター環境での利用において、その真価を発揮する接続方式として設計されています。

2.1 高いデータ転送能力

DisplayPortの最大の強みは、圧倒的なデータ転送速度にあります。最新のDisplayPort 2.1規格では、理論上80Gbpsという驚異的な帯域幅を実現しており、これは4K 144Hzや8K 60Hzといった高解像度・高フレームレート映像の伝送を可能にします。

この高い転送能力により、ゲーミングモニターでの滑らかな映像表示や、動画編集作業での高精細な映像処理が快適に行えます。特に競技性の高いFPSゲームや、リアルタイム性が求められる作業環境では、この性能差が体感できるレベルで現れます。

DisplayPortバージョン最大帯域幅対応解像度・フレームレート例
DisplayPort 1.432.4Gbps4K 120Hz、1440p 165Hz
DisplayPort 2.080Gbps8K 60Hz、4K 240Hz
DisplayPort 2.180Gbps8K 60Hz、4K 240Hz(改良版)

2.2 マルチストリーム対応によるマルチディスプレイ接続

DisplayPortのマルチストリーム技術(MST)は、1本のケーブルで複数のモニターに映像を出力できる革新的な機能です。この技術により、デイジーチェーン接続と呼ばれる数珠つなぎの接続方式で、最大4台のモニターまで同時接続が可能になります。

この機能は、株式取引や動画編集、プログラミングなどの複数画面を必要とする作業において、グラフィックスカードのポート数に制約されることなく、効率的なマルチディスプレイ環境を構築できます。特にミニITXマザーボードを使用したコンパクトなPCシステムでは、限られたポート数を有効活用できる重要な機能となります。

また、ハブ機能を搭載したモニターを中継点として利用することで、ケーブル配線もすっきりと整理でき、デスク周りの美観も保てます。

2.3 可変リフレッシュレート技術への対応

DisplayPortは、AMD FreeSyncやNVIDIA G-SYNCなどの可変リフレッシュレート技術に対して、優れた対応性を持っています。これらの技術は、グラフィックスカードが出力するフレームレートに合わせて、モニターのリフレッシュレートを動的に調整する仕組みです。

この技術により、画面のティアリング(画面の分裂)やスタッタリング(カクつき)を大幅に軽減でき、特にフレームレートが変動しやすいゲームにおいて、滑らかで快適な映像体験を提供します。60fpsから144fps、さらには240fpsまでの幅広い範囲で、安定した同期が可能です。

DisplayPort規格では、これらの可変リフレッシュレート技術の標準化も進んでおり、VESA Adaptive-Syncという統一規格も策定されています。これにより、異なるメーカー間でも互換性が保たれ、より安定した動作が期待できます。

さらに、DisplayPortは低遅延モードやゲームモードといった専用機能にも対応しており、競技用途でのゲーミングモニター接続において、1msを切る極めて低い入力遅延を実現することも可能です。

3. HDMIの特徴とメリット

HDMI(High-Definition Multimedia Interface)は、デジタル映像・音声信号を1本のケーブルで伝送する規格として、2002年に策定されました。家電製品を中心とした幅広い機器で標準的に採用されており、一般消費者にとって最も身近なデジタル接続規格です。

3.1 家電製品との高い互換性

HDMIの最大の特徴は、テレビ、レコーダー、ゲーム機、プロジェクターなど、あらゆる家電製品で標準的に採用されている点です。これにより、異なるメーカーの機器同士でも確実に接続できる安心感があります。

特にリビングルームでの使用を想定した設計となっており、CEC(Consumer Electronics Control)機能により、リモコン一つで複数の機器を操作することも可能です。また、ARC(Audio Return Channel)機能により、テレビからサウンドバーやAVアンプへ音声信号を戻すことができます。

機器カテゴリ対応率主な製品例
テレビほぼ100%液晶テレビ、有機ELテレビ
ゲーム機100%PlayStation、Xbox、Nintendo Switch
映像機器95%以上ブルーレイレコーダー、プロジェクター
PC・モニター90%以上ゲーミングモニター、一般モニター

3.2 音声データの同時転送

HDMIは映像信号と音声信号を1本のケーブルで同時に伝送できることが大きなメリットです。最大8チャンネルのロスレス音声や、DTS-HD Master Audio、Dolby TrueHDなどの高品質音声フォーマットにも対応しています。

これにより、別途音声ケーブルを接続する必要がなく、配線がシンプルになります。特にホームシアター環境では、HDMIケーブル1本でプロジェクターやテレビに映像を送り、同時にAVアンプへ高品質な音声信号を送ることができます。

また、HDMI 2.1からは、eARC(enhanced Audio Return Channel)機能により、より高品質な音声信号の双方向伝送が可能となり、テレビとサウンドシステム間での音声のやり取りがさらに向上しています。

3.3 幅広い機器での標準採用

HDMIは業界標準として確立されており、パソコン、モニター、プロジェクター、キャプチャーデバイスなど、映像を扱うほぼすべての機器で採用されています。この普及率の高さにより、どのような環境でも安心して使用できます。

ノートパソコンやタブレットでは、Mini HDMIやMicro HDMIといった小型コネクタも用意されており、携帯性を重視した機器でも対応しています。また、USB Type-CからHDMIへの変換も一般的となり、最新のノートパソコンやスマートフォンでも問題なく外部ディスプレイへ出力できます。

ゲーミング分野では、PlayStation 5やXbox Series Xなど最新ゲーム機はもちろん、Nintendo Switchのようなポータブルゲーム機でも、ドックを介してHDMI出力に対応しています。これにより、どのようなゲーム環境でも統一されたインターフェースでモニターやテレビに接続できます。

HDMI Forumによる厳格な認証制度により、品質の統一性も保たれており、異なるメーカーの機器間での互換性トラブルは非常に少ないのが実情です。この安定性と信頼性が、HDMIが長年にわたって業界標準の地位を維持している理由の一つです。

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4. ゲーミングモニター接続時の性能比較

ゲーミングモニターとの接続において、DisplayPortとHDMIの性能差は明確に表れます。特に高解像度や高リフレッシュレートでのゲームプレイを求めるユーザーにとって、どちらの規格を選択するかは重要な判断となります。

4.1 リフレッシュレートと解像度の対応状況

ゲーミングにおける最も重要な指標の一つがリフレッシュレートです。DisplayPortは一般的にHDMIよりも高いリフレッシュレートに対応しており、特に4K解像度での高リフレッシュレート表示において優位性を発揮します。

解像度DisplayPort 1.4HDMI 2.1HDMI 2.0
1920×1080240Hz240Hz144Hz
2560×1440165Hz144Hz85Hz
3840×2160144Hz120Hz60Hz

DisplayPort 1.4は4K解像度でも144Hzでの出力が可能である一方、HDMI 2.0では4K解像度において60Hzまでしか対応できません。競技性の高いFPSゲームや格闘ゲームでは、このリフレッシュレートの差が勝敗に直結することもあります。

4.2 遅延性能の違い

入力遅延はゲーマーにとって極めて重要な要素です。DisplayPortとHDMIの両規格において、接続方式自体による大きな遅延差はありませんが、実装の違いによって差が生まれることがあります。

DisplayPortは信号処理がよりシンプルで、余計な変換処理が少ないため、理論上わずかに低遅延での伝送が可能です。特にPC用途に最適化されているため、グラフィックスカードからの直接出力において優位性があります。

HDMIの場合、家電製品との互換性を重視した設計により、一部の信号処理において追加のオーバーヘッドが発生する可能性があります。ただし、現代のゲーミングモニターではこの差は数ミリ秒程度であり、一般的なゲームプレイにおいて体感できるレベルではありません。

4.3 G-SyncやFreeSyncなどの同期技術対応

可変リフレッシュレート技術は、ゲーミング体験を大幅に向上させる重要な機能です。画面のティアリングやスタッタリングを防ぎ、滑らかなゲーム映像を実現します。

DisplayPortはG-SyncとFreeSyncの両方に標準的に対応しており、多くのゲーミングモニターでこれらの機能を利用できます。特にNVIDIAのG-Sync対応モニターの多くはDisplayPort接続を前提としています。

同期技術DisplayPort対応HDMI対応備考
G-SyncHDMI 2.1の一部モデルで対応
FreeSyncHDMI 2.0以降で広く対応
G-Sync CompatibleHDMI接続でも一部認定モデル有り

HDMIにおいても、HDMI 2.1以降では可変リフレッシュレート技術への対応が進んでいます。AMD FreeSync技術はHDMI 2.0以降で広く対応しており、PlayStation 5やXbox Series X/Sなどの家庭用ゲーム機でも利用可能です。

PCゲーミングにおいてはDisplayPortが圧倒的に有利である一方、家庭用ゲーム機との接続を重視する場合はHDMIの選択も十分に合理的です。使用する機器とプレイスタイルに応じて、適切な規格を選択することが重要です。

5. 各バージョンによる性能の違い

DisplayPortとHDMIは、それぞれ複数のバージョンが存在し、バージョンが新しくなるほど高い性能を実現できます。モニター選びや接続方法を決定する際には、使用する機器がどのバージョンに対応しているかを確認することが重要です。

5.1 DisplayPortのバージョン別性能

DisplayPortは現在、DisplayPort 1.2からDisplayPort 2.1まで複数のバージョンが普及しており、バージョンによってデータ転送速度と対応解像度が大きく異なります

バージョンデータ転送速度最大解像度(60Hz)4K 120Hz対応8K対応
DisplayPort 1.217.28 Gbps4K(3840×2160)××
DisplayPort 1.425.92 Gbps8K(7680×4320)○(30Hz)
DisplayPort 2.077.37 Gbps16K(15360×8640)○(120Hz)
DisplayPort 2.180 Gbps16K(15360×8640)○(120Hz)

DisplayPort 1.4は現在最も普及しているバージョンで、4K 120Hzでのゲーミングモニター接続に十分な性能を提供します。DisplayPort 2.0以降では圧縮技術(DSC)を活用することで、8K解像度での高リフレッシュレート表示も実現可能です。

また、DisplayPortは全バージョンでマルチストリーム転送(MST)に対応しており、1本のケーブルで複数のモニターへの映像出力が可能です。この機能により、トレーディングや動画編集などのマルチモニター環境で威力を発揮します。

5.2 HDMIのバージョン別性能

HDMIもDisplayPortと同様に、バージョンアップによって性能が向上しています。特にHDMI 2.1以降では大幅な性能向上が実現されており、ゲーミング用途でも十分な性能を発揮します。

バージョンデータ転送速度最大解像度(60Hz)4K 120Hz対応8K対応
HDMI 1.410.2 Gbps4K(3840×2160)××
HDMI 2.014.4 Gbps4K(3840×2160)××
HDMI 2.142.67 Gbps10K(10240×4320)○(60Hz)

HDMI 1.4とHDMI 2.0では4K解像度に対応していますが、4K 120Hzでの出力には対応していません。一方、HDMI 2.1では可変リフレッシュレート(VRR)や自動低遅延モード(ALLM)などのゲーミング機能にも対応しており、PlayStation 5やXbox Series Xなどの最新ゲーム機との接続で真価を発揮します。

HDMI 2.1では、eARCという音声機能の強化も図られており、サウンドバーやAVアンプとの接続において、より高品質な音声伝送が可能になっています。

5.3 最新規格での対応解像度とフレームレート

最新のDisplayPort 2.1とHDMI 2.1を比較すると、それぞれ異なる特徴と優位性があります。用途に応じて適切な規格を選択することが重要です。

DisplayPort 2.1では、理論上16K解像度まで対応しており、将来的な超高解像度ディスプレイにも対応できる拡張性を持っています。データ転送速度も80Gbpsと非常に高速で、複数のモニターを同時接続する際にも余裕があります。

解像度DisplayPort 2.1HDMI 2.1用途例
1080p480Hz240Hzeスポーツゲーミング
1440p360Hz240Hz高リフレッシュレートゲーミング
4K240Hz120Hz高画質ゲーミング・動画編集
8K120Hz60Hz映像制作・放送業界

HDMI 2.1では、ゲーム機との互換性に優れており、VRRやALLMなどのゲーミング専用機能が充実しています。また、CEC(Consumer Electronics Control)機能により、テレビとゲーム機の連携操作も可能です。

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実際の使用環境では、グラフィックスカードやモニターが対応している規格によって最大性能が決まります。RTX 4080やRTX 4090などの最新グラフィックスカードでは、DisplayPort 1.4aとHDMI 2.1の両方に対応しており、接続するモニターに応じて最適な接続方法を選択できます。

動画編集やCAD作業などのプロフェッショナル用途では、DisplayPortの高い転送能力とマルチモニター対応が有利です。一方、リビングでのゲーミングや映画鑑賞では、HDMIの家電機器との高い互換性が重要な要素となります。

6. 用途別の選び方とおすすめの使い分け

DisplayPortとHDMIの選択は、利用目的によって大きく変わります。それぞれの用途に応じた最適な接続方法を理解することで、パフォーマンスを最大限に引き出すことができます。

6.1 ゲーミング用途での選択基準

ゲーミング用途では、DisplayPortが圧倒的に有利です。高リフレッシュレートでの安定した映像出力が可能で、競技性の高いゲームでは必須の選択肢となります。

接続規格4K 144Hz対応FreeSync/G-Sync遅延性能推奨度
DisplayPort 1.4○(DSC使用)完全対応極低遅延★★★★★
HDMI 2.1限定的低遅延★★★★☆
HDMI 2.0×限定的中程度★★☆☆☆

特にFPS系ゲームやeスポーツタイトルでは、DisplayPortの可変リフレッシュレート技術が画面のティアリングやスタッタリングを効果的に防ぎます。NVIDIA製グラフィックカードのG-Sync技術は、DisplayPort接続時により安定した動作を実現します。

また、マルチディスプレイ環境でのゲーミング配信を行う場合、DisplayPortのMST(Multi-Stream Transport)機能により、1本のケーブルで複数モニターへの出力が可能になります。

6.2 動画編集や制作用途での選択基準

動画編集や制作用途では、色再現性と高解像度対応が重要になります。プロフェッショナルな制作環境では、DisplayPortが標準的に採用されています。

4K以上の高解像度素材を扱う際、DisplayPort 1.4以降では非圧縮での出力が可能で、HDR10やDolby Vision等の高ダイナミックレンジコンテンツにも対応しています。Adobe Premiere ProやDaVinci Resolveなどの編集ソフトウェアでは、DisplayPort接続時により正確な色再現が期待できます。

用途推奨接続理由
4K動画編集DisplayPort 1.4高帯域幅、正確な色再現
カラーグレーディングDisplayPort 1.410bit色深度対応
映像配信HDMI 2.1配信機器との互換性

ただし、最終的な配信や出力先がHDMI機器の場合は、制作途中からHDMI接続で作業することで、最終出力との色味差を最小限に抑えることができます。

6.3 一般的なオフィス作業での選択基準

オフィス作業では、安定性と汎用性を重視した選択が重要です。多くの業務用パソコンやノートPCでは、HDMIポートが標準搭載されているため、HDMIが実用的な選択となります。

文書作成、表計算、ウェブブラウジングなどの一般的な業務では、フルHD(1920×1080)解像度で十分なパフォーマンスが得られます。この場合、HDMI 1.4以降であれば必要な性能を満たします。

作業内容推奨解像度推奨接続備考
文書作成・表計算フルHDHDMI 1.4以降コスト重視
CAD・設計業務4KDisplayPort 1.2以降高精細表示必須
プレゼンテーションフルHDHDMIプロジェクター互換性

マルチディスプレイ環境を構築する場合、DisplayPortのデイジーチェーン機能が有効です。対応モニターを使用することで、パソコンから1本のDisplayPortケーブルで複数のモニターに接続可能になり、ケーブル配線をすっきりとまとめることができます。

また、ノートPCとの接続では、USB Type-C to DisplayPortやUSB Type-C to HDMIのアダプターを使用することで、薄型ノートPCでも外部ディスプレイとの接続が容易になります。この場合、アダプターの対応規格により性能が制限される点に注意が必要です。

音声出力についても考慮が必要で、HDMIは音声信号を同時に伝送するため、スピーカー内蔵モニターとの接続では設定が簡単です。DisplayPortでも音声伝送は可能ですが、一部の古い機器では対応していない場合があります。

7. 接続時のトラブルと対処法

DisplayPortやHDMIでモニターを接続する際、様々なトラブルが発生する可能性があります。適切な対処法を知っていれば、多くの問題は自分で解決できます。ここでは、よくあるトラブルとその解決方法について詳しく解説します。

7.1 映像が出力されない場合の確認ポイント

モニターに映像が全く映らない場合は、以下の順序で確認を行ってください。

7.1.1 基本的な接続確認

ケーブルの接続がしっかりと行われているかをまず確認しましょう。DisplayPortケーブルの場合、コネクタにロック機構があるため、「カチッ」という音がするまでしっかりと差し込む必要があります。HDMIケーブルも同様に、完全に奥まで差し込まれているか確認してください。

次に、パソコンとモニターの両方の電源が入っているか確認します。モニターの電源ランプが点灯していても、スタンバイ状態の場合があるため、モニターのメニューボタンを押してみて反応があるかチェックしてください。

7.1.2 入力切替の確認

多くのモニターは複数の入力端子を備えているため、正しい入力ソースが選択されているか確認する必要があります。モニターのOSDメニューから「入力切替」や「Input」項目を選択し、実際に接続しているポート(HDMI1、HDMI2、DisplayPortなど)に設定されているか確認してください。

7.1.3 ケーブルとポートの不具合確認

確認項目対処方法
ケーブルの不具合別のケーブルで接続を試す
パソコン側ポートの不具合他のポートがあれば別のポートで接続を試す
モニター側ポートの不具合モニターの別のポートで接続を試す
グラフィックドライバー最新ドライバーの再インストールを実行

これらの確認を行っても映像が出力されない場合は、セーフモードでWindowsを起動して映像が表示されるか確認してください。セーフモードで表示される場合は、グラフィックドライバーの問題である可能性が高くなります。

7.2 音声が出力されない場合の対処法

映像は正常に出力されているが音声が聞こえない場合の対処方法について説明します。

7.2.1 Windowsの音声出力設定確認

Windowsの音声設定で正しい出力デバイスが選択されているか確認してください。タスクバーの音量アイコンを右クリックし、「音の設定を開く」を選択します。出力デバイスの項目で、接続しているモニターまたはディスプレイが選択されているか確認してください。

DisplayPort接続の場合、「DisplayPort」や接続しているモニター名が表示されます。HDMI接続の場合は、「HDMI」やモニター名、またはグラフィックカード名が表示されることがあります。

7.2.2 音声ドライバーの確認と更新

デバイスマネージャーを開き、「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー」の項目を確認してください。音声デバイスに警告マークや不明なデバイスがある場合は、ドライバーの再インストールが必要です。

特にNVIDIAやAMDのグラフィックカードを使用している場合は、グラフィックドライバーに含まれる音声ドライバーが正常にインストールされているか確認してください。最新のグラフィックドライバーをダウンロードして、クリーンインストールを実行することで解決する場合があります。

7.2.3 モニター側の音声設定

モニターにスピーカーが内蔵されている場合は、モニターのOSDメニューから音声設定を確認してください。音量が0になっていたり、ミュート設定になっていたりする可能性があります。また、音声入力ソースの設定も確認が必要です。

7.3 解像度やリフレッシュレートが設定できない場合

モニターの最大性能を活かすための解像度やリフレッシュレートが設定できない問題について解説します。

7.3.1 ケーブルの規格確認

使用しているケーブルが目的の解像度とリフレッシュレートに対応しているか確認することが重要です。古いHDMIケーブルやDisplayPortケーブルでは、高解像度や高リフレッシュレートに対応していない場合があります。

解像度/リフレッシュレート必要なHDMI規格必要なDisplayPort規格
4K 60HzHDMI 2.0以上DisplayPort 1.2以上
4K 120HzHDMI 2.1DisplayPort 1.4以上
1440p 144HzHDMI 2.0以上DisplayPort 1.2以上
1080p 240HzHDMI 2.0以上DisplayPort 1.2以上

7.3.2 グラフィックカードとモニターの対応確認

グラフィックカードの出力ポートとモニターの入力ポートが、目的の解像度とリフレッシュレートに対応しているか確認してください。古いグラフィックカードでは、最新の高解像度や高リフレッシュレートに対応していない場合があります。

また統合グラフィック(Intel UHD GraphicsやAMD Radeonグラフィックス)を使用している場合は、性能上の制限により高リフレッシュレートに対応していない可能性があります。

7.3.3 カスタム解像度の設定

標準の解像度選択肢に目的の設定がない場合は、グラフィックドライバーのコントロールパネルからカスタム解像度を作成できます。NVIDIA Control PanelやAMD Radeon Softwareから「カスタム解像度の作成」機能を使用してください。

ただし、ケーブルやハードウェアの制限を超える設定はできません。無理な設定を行うと映像が乱れたり、最悪の場合機器の故障につながる可能性があるため、仕様を十分に確認してから設定を行ってください。

7.3.4 リフレッシュレートの段階的設定

高いリフレッシュレートが設定できない場合は、段階的に設定を上げて確認してください。例えば、144Hzが設定できない場合は、まず120Hzや100Hzから試してみてください。この方法により、システム全体の対応可能な最大値を把握できます。

また一部のモニターではオーバークロック機能を有効にしないと最大リフレッシュレートに対応しない場合があります。モニターのOSDメニューから「オーバークロック」や「ゲーミングモード」などの設定を確認してみてください。

8. まとめ

DisplayPortとHDMIの違いを詳しく解説してきました。DisplayPortは高いデータ転送能力とマルチストリーム対応により、特にゲーミングモニターや複数ディスプレイ環境において優れた性能を発揮します。
一方HDMIは家電製品との高い互換性と幅広い機器での標準採用により、汎用性の高さが魅力です。ゲーミング用途では、高リフレッシュレートや可変リフレッシュレート技術への対応を重視するならDisplayPortが有利で、動画編集やクリエイティブ作業でも同様です。しかしテレビとの接続や一般的なオフィス作業では、HDMIの汎用性が活かされる場面も多くあります。最適な選択は使用目的と接続する機器によって決まるため、それぞれの特徴を理解して適切に使い分けることが重要です。ゲーミングPC/クリエイターPCのパソコン選びで悩んだらブルックテックPCへ。

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