IPv4とIPv6とは?インターネット接続サービスの仕組みや違いを具体例で分かりやすく解説

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インターネットに接続するすべてのデバイスには、住所のような役割を果たすIPアドレスが必要です。現在主流のIPv4は約43億個のアドレスしか提供できないため、スマートフォンやIoTデバイスの急増により深刻な枯渇問題に直面しています。
一方、次世代規格のIPv6は約340澗個という事実上無制限のアドレスを提供し、セキュリティ機能も大幅に向上しています。この記事では、IPv4とIPv6の基本的な仕組みから具体的な違い、実際の利用場面での影響、そして各環境での設定方法まで、初心者にも理解できるよう具体例を交えて詳しく解説します。

1. IPv4とIPv6の基本的な概念と仕組み

1.1 IPアドレスとは何か

IPアドレスとは、インターネット上でコンピュータやスマートフォン、タブレットなどのデバイスを識別するための住所のような役割を果たすものです。郵便物を送る際に住所が必要であるのと同様に、インターネット上でデータをやり取りする際には、送信先と送信元を特定するためのIPアドレスが必要不可欠です。

IPアドレスは数字の組み合わせで構成されており、世界中のすべてのインターネット接続機器に割り当てられています。このアドレスにより、Webサイトの閲覧、電子メールの送受信、オンラインゲーム、動画配信サービスの利用など、あらゆるインターネット通信が可能になります。

IPアドレスには現在、主にIPv4(Internet Protocol version 4)とIPv6(Internet Protocol version 6)の2つの規格が存在しており、それぞれ異なる仕組みと特徴を持っています。これらは単なる技術的な違いではなく、現在および将来のインターネット環境における通信品質や利便性に大きく影響する重要な要素です。

1.2 IPv4の特徴と仕組み

IPv4は1981年に標準化された、現在最も広く普及しているインターネットプロトコルです。IPv4アドレスは32ビットの数値で構成されており、4つのオクテット(8ビットずつ)に分割されて表記されます

具体的には「192.168.1.1」のように、0から255までの数字を4つ組み合わせて表現されます。この表記方法は「ドット記法」と呼ばれ、人間にとって理解しやすい形式として長年使用されてきました。

IPv4の特徴詳細
アドレス長32ビット
表記方法ドット記法(例:192.168.1.1)
利用可能アドレス数約43億個
導入時期1981年
普及状況世界的に広く普及

IPv4の仕組みでは、データ通信を行う際にパケットと呼ばれる小さな単位にデータを分割し、それぞれにヘッダ情報を付加して送信します。このヘッダには送信元と送信先のIPv4アドレス、プロトコル情報、データの順序などが含まれており、これにより正確で効率的な通信が実現されています。

IPv4は長年にわたってインターネットの基盤として機能してきましたが、利用可能なアドレス数に限りがあることが現在の大きな課題となっています。特に、IoT機器の普及やスマートフォンの急速な普及により、IPv4アドレスの需要は供給を大幅に上回る状況となっています。

1.3 IPv6の特徴と仕組み

IPv6は1998年に標準化された次世代インターネットプロトコルで、IPv4の後継規格として開発されました。IPv6アドレスは128ビットの数値で構成されており、16進数を用いて8つのグループに分けて表記されます

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例えば「2001:0db8:85a3:0000:0000:8a2e:0370:7334」のように表現されます。この表記方法では、連続する0を省略したり、コロンを用いて区切ったりすることで、アドレスの管理と理解を容易にしています。

IPv6の特徴詳細
アドレス長128ビット
表記方法16進数コロン記法
利用可能アドレス数約340澗個(340兆の1兆倍の1兆倍)
導入時期1998年
セキュリティ機能IPSec標準搭載

IPv6の最大の特徴は、実質的に無限ともいえる膨大な数のIPアドレスを提供できることです。これにより、世界中のすべてのデバイスに対して、NATやプライベートアドレスなどの複雑な仕組みを使うことなく、直接的なグローバルアドレスを割り当てることが可能になります。

IPv6の仕組みでは、パケットヘッダの構造が簡素化されており、より効率的なデータ転送が可能です。また、自動設定機能により、デバイスが自動的にIPv6アドレスを取得できるため、ネットワーク管理の負担が軽減されます。さらに、マルチキャスト通信の改良により、一対多の通信がより効率的に行えるようになっています。

IPv6にはセキュリティ機能であるIPSecが標準で組み込まれており、暗号化や認証機能が強化されています。これにより、より安全なインターネット通信環境を実現できるため、企業のネットワークセキュリティや個人情報保護の観点からも注目されています。

2. IPv4とIPv6の主な違いを比較解説

IPv4とIPv6は同じIPアドレスでありながら、技術的な仕様や機能面で大きく異なります。ここでは、両者の主な違いを具体的に比較しながら詳しく解説します。

2.1 アドレス長と表記方法の違い

IPv4とIPv6の最も大きな違いは、アドレス長と表記方法にあります。

項目IPv4IPv6
アドレス長32ビット128ビット
表記方法10進数のドット記法
(例:192.168.1.1)
16進数のコロン記法
(例:2001:db8::1)
区切り文字ピリオド(.)コロン(:)
省略表記不可連続する0のグループを::で省略可能

IPv4は「192.168.1.1」のように4つの数字をピリオドで区切って表記します。各数字は0から255までの値を取ることができ、これは8ビット(1バイト)で表現できる範囲です。

一方、IPv6は「2001:0db8:0000:0000:0000:0000:0000:0001」のように16進数で表記され、コロンで8つのグループに区切られます。IPv6では連続する0のグループを「::」で省略できるため、上記の例は「2001:db8::1」と短縮して書くことができます

2.2 アドレス数の違いと枯渇問題

アドレス長の違いにより、利用可能なアドレス数に圧倒的な差が生まれます。

プロトコル理論上のアドレス数実際の利用可能数状況
IPv4約43億個(2^32)約38億個2011年に枯渇
IPv6約340澗個(2^128)実質無制限十分な余裕

IPv4は32ビットのため約43億個のアドレスしか作成できず、2011年にアジア太平洋地域で在庫が枯渇しました。現在は既存アドレスの再配布や、NAT(Network Address Translation)技術によってアドレス不足を補っています。

IPv6の128ビットでは、理論上約340澗個(3.4×10^38個)という天文学的な数のアドレスが利用可能です。これは地球上の砂粒の数よりも多く、実質的に枯渇することはありません。

2.3 セキュリティ機能の違い

セキュリティ面においても、IPv4とIPv6には重要な違いがあります。

セキュリティ機能IPv4IPv6
IPSec対応オプション機能標準搭載
暗号化アプリケーション層で実装ネットワーク層で標準対応
認証機能別途設定が必要標準機能として提供
プライバシー保護限定的プライバシー拡張機能搭載

IPv6ではIPSec(Internet Protocol Security)が標準機能として組み込まれており、通信の暗号化と認証が自動的に行われます。これにより、データの盗聴や改ざんを防ぐことができます。

IPv4では、セキュリティ機能は後から追加されたオプションであり、すべての環境で利用できるわけではありません。また、IPv6にはプライバシー拡張機能があり、デバイス固有の情報が外部に漏れにくい仕組みが備わっています。

2.4 通信速度とパフォーマンスの違い

実際の通信速度とパフォーマンスについて、両プロトコルの特徴を比較します。

パフォーマンス要素IPv4IPv6
ヘッダーサイズ20-60バイト(可変)40バイト(固定)
ルーティング効率やや複雑階層化により効率的
NATの必要性必須不要
フラグメント処理ルーターで実行送信元で実行

通信速度については、理論上IPv6の方が高速になる可能性があります。IPv6はヘッダーサイズが固定されているため処理が効率的で、階層化されたアドレス構造によりルーティングも最適化されています

IPv4では必須のNAT処理が、IPv6では不要になります。NATはアドレス変換のために処理時間がかかるため、これが不要になることで通信の遅延を削減できます。

ただし、実際の通信速度は回線品質やプロバイダーの対応状況、ネットワーク機器の性能によって決まるため、家庭用途では体感的な差を感じにくい場合もあります。企業環境やデータセンターなど大容量通信を行う環境では、IPv6のパフォーマンス優位性がより顕著に現れます。

3. IPv4からIPv6への移行が必要な理由

現在のインターネット環境において、IPv4からIPv6への移行は避けて通れない重要な課題となっています。この移行が必要とされる背景には、技術的な限界と急速に変化するデジタル社会のニーズがあります。

3.1 IPv4アドレス枯渇問題の詳細

IPv4アドレスの枯渇問題は、インターネットの急速な普及により現実のものとなりました。IPv4では約43億個のアドレスしか作成できないという根本的な制約があります。

2011年2月にIANA(Internet Assigned Numbers Authority)がIPv4アドレスの在庫を使い切り、日本においてもJPNIC(日本ネットワークインフォメーションセンター)による一般的な割り当てが2011年4月に終了しました。現在は限定的な配布のみが行われている状況です。

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項目IPv4の状況影響
総アドレス数約43億個新規割り当て困難
IANA在庫枯渇2011年2月地域レジストリへの配布停止
JPNIC一般割り当て2011年4月終了新規プロバイダー参入困難
現在の対応限定的配布のみ取得コスト増加

この問題により、新規でインターネットサービスプロバイダーを立ち上げることが困難になり、企業が新しいサービスを展開する際にも大きな制約となっています。また、IPv4アドレスの希少価値が高まり、取得コストが大幅に上昇している現状があります。

3.2 IoT時代における大量アドレス需要

現代社会では、従来のパソコンやスマートフォンだけでなく、あらゆるデバイスがインターネットに接続されるIoT(Internet of Things)時代が到来しています。

スマート家電、自動車、産業機械、センサーデバイスなど、数十億台の機器が同時にインターネット接続を必要とする時代において、IPv4の限られたアドレス空間では対応が不可能です。

具体的なIoTデバイスの普及例として以下が挙げられます。

  • スマートホーム機器(エアコン、冷蔵庫、照明、セキュリティシステム)
  • ウェアラブルデバイス(スマートウォッチ、フィットネストラッカー)
  • コネクテッドカー(自動運転車、カーナビゲーション)
  • 産業IoT(製造装置、監視カメラ、環境センサー)
  • 医療機器(遠隔監視システム、診断装置)

これらのデバイスが一般家庭に普及すると、1つの家庭で数十台のIPアドレスが必要になる計算です。全世界での需要を考慮すると、IPv6の膨大なアドレス空間(約340澗個)が不可欠となります。

3.3 次世代インターネット環境への対応

IPv6への移行は単なるアドレス不足の解決だけでなく、次世代インターネット環境の基盤構築としても重要な意味を持ちます。

IPv6では設計段階からセキュリティ機能が組み込まれており、IPSec(Internet Protocol Security)による暗号化通信が標準装備されています。これにより、従来必要だった追加のセキュリティソフトウェアやVPN接続の負荷を軽減できます。

また、IPv6では以下のような技術的な改善が実現されています。

改善項目IPv4の問題IPv6での改善
NAT処理必要(通信遅延の原因)不要(エンドツーエンド通信)
ヘッダー構造複雑で処理負荷大簡素化で高速処理
自動設定DHCP依存ステートレス自動設定
QoS制御追加実装が必要標準で品質制御機能

特に企業環境においては、IPv6の導入により社内ネットワークと外部インターネット間でのNAT変換処理が不要となり、通信速度の向上とネットワーク管理の簡素化が実現できます。

さらに、IPv6では階層的なアドレス設計により、ルーティング効率が向上し、インターネット全体のパフォーマンス改善にも寄与します。これは、5G通信やクラウドサービスの普及に伴う大容量通信需要への対応としても重要な要素となっています。

政府機関や大手企業でも段階的にIPv6への移行が進められており、総務省では2020年までに政府情報システムでのIPv6対応を推進する方針を示しています。このような官民を挙げた取り組みにより、IPv6対応は今後のビジネス継続において必要不可欠な要件となっています。

4. 実際の利用場面での具体例

IPv4とIPv6の違いは、理論的な説明だけでは理解しにくい部分があります。そこで、実際の利用場面でどのような違いが生じるのか、具体的な例を通して詳しく解説します。日常的にインターネットを利用する家庭環境から、高度な技術を要求される企業ネットワーク、そしてインターネット接続サービスを提供するプロバイダーまで、それぞれの環境での活用状況を見ていきましょう。

4.1 家庭でのインターネット接続での違い

一般家庭でのインターネット接続において、IPv4とIPv6の違いは日常的な使用感に大きく影響します。現在多くの家庭では、フレッツ光やauひかり、ソフトバンク光などの光回線サービスを利用していますが、これらのサービスでIPv4とIPv6の対応状況が異なります。

IPv4接続環境では、複数の機器が同一のグローバルIPアドレスを共有するNAT(Network Address Translation)技術が使用されています。例えば、パソコン、スマートフォン、タブレット、スマートテレビなどの機器を同時にインターネットに接続する場合、ルーターが内部的にプライベートIPアドレスを割り当て、外部との通信時にはグローバルIPアドレスに変換します。

一方、IPv6接続環境では、各機器に直接グローバルIPアドレスが割り当てられます。これにより、NATによる変換処理が不要となり、通信の遅延が軽減され、より高速なインターネット接続が実現されます。特に、オンラインゲームや動画ストリーミング、リモートワークでのビデオ会議などでは、この違いが体感できるほどの差となって現れます。

接続方式通信速度遅延時間同時接続機器数
IPv4(PPPoE)最大200Mbps程度やや高い制限あり
IPv6(IPoE)最大1Gbps以上低い実質無制限

また、IoT機器の普及により、家庭内のネットワーク接続機器数が急激に増加しています。スマートスピーカー、スマート照明、ネットワークカメラ、スマート家電など、これらの機器すべてにIPアドレスが必要となりますが、IPv6環境では十分なアドレス数を確保できるため、将来的な拡張性に優れています。

4.2 企業ネットワークでの活用例

企業環境でのIPv4とIPv6の活用状況は、組織の規模や業種によって大きく異なります。多くの中小企業では依然としてIPv4を主体としたネットワーク構成を採用していますが、大企業や先進的な技術を扱う企業では、IPv6の導入が積極的に進められています。

製造業の企業では、工場内の生産設備やセンサー機器をネットワークに接続するIoT(Internet of Things)システムが広く導入されています。IPv4環境では、これらの大量の機器に対してプライベートIPアドレスを割り当て、複雑なNAT設定を行う必要がありますが、IPv6では各機器に直接グローバルアドレスを割り当てることで、より簡潔で管理しやすいネットワーク構成を実現できます

IT関連企業では、クラウドサービスとの連携やリモートアクセス環境の構築において、IPv6の特性を活用しています。特に、在宅勤務やハイブリッドワークが一般化した現在、社外から社内システムへの安全なアクセスが重要な課題となっています。IPv6では、エンドツーエンドの直接通信が可能なため、VPN接続時の通信品質向上や、複雑なファイアウォール設定の簡素化が実現されています。

金融機関や医療機関など、高いセキュリティレベルが要求される業界では、IPv6に標準搭載されているIPSecによる暗号化機能を活用して、より強固なセキュリティ体制を構築しています。従来のIPv4環境では追加的なセキュリティ対策が必要でしたが、IPv6では基本機能として実装されているため、コスト削減と安全性向上の両立が可能です。

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4.2.1 企業規模別のIPv6導入状況

企業規模IPv6導入率主な導入目的課題
大企業(1000人以上)約60%IoT活用・セキュリティ強化既存システムとの互換性
中堅企業(100-999人)約30%将来対応・コスト削減導入コスト・技術者不足
中小企業(100人未満)約15%プロバイダー推奨必要性の理解・予算確保

4.3 プロバイダーサービスでの対応状況

国内の主要インターネットサービスプロバイダー(ISP)では、IPv6への対応が急速に進んでいます。NTT東日本・西日本、KDDI、ソフトバンクなどの大手通信事業者は、既に全面的なIPv6サービスを提供しており、新規契約者には標準的にIPv6接続サービスが提供されています。

IPv6 IPoE接続方式の普及により、従来のIPv4 PPPoE接続で発生していた速度低下や接続の不安定さが大幅に改善されています。特に、夜間や週末などのインターネット利用者が多い時間帯でも、安定した高速通信が維持されるようになりました。

地域密着型の中小プロバイダーでも、競争力維持のためにIPv6対応を進めています。しかし、技術的な課題や設備投資の負担により、対応状況には差があります。一部のプロバイダーでは、IPv4 over IPv6技術を採用することで、IPv6の高速性を活用しながら、既存のIPv4サービスとの互換性を保つサービスを提供しています。

4.3.1 主要プロバイダーのIPv6対応状況

フレッツ光を利用したプロバイダーサービスでは、IPv6 IPoE接続が標準的なサービスとなっています。OCN、ぷらら、@nifty、BIGLOBE、So-netなどの大手プロバイダーは、すべてIPv6対応を完了しており、新規加入者には自動的にIPv6接続が提供されます。

モバイル通信事業者では、NTTドコモ、au、ソフトバンクの3社がいずれもIPv6対応を完了しています。5G通信においては、IPv6が必須技術として位置づけられており、次世代モバイル通信の基盤技術として重要な役割を果たしています

ケーブルテレビ事業者によるインターネットサービスでは、地域による対応状況の差が見られます。都市部の大手ケーブルテレビ事業者では積極的なIPv6導入が進んでいますが、地方の小規模事業者では対応が遅れている場合もあります。

プロバイダー選択時には、IPv6対応状況を確認することが重要です。特に、高速インターネット接続や多数の機器を同時接続する環境では、IPv6対応プロバイダーを選択することで、より快適なインターネット環境を実現できます。また、将来的なインターネット環境の変化に対応するためにも、IPv6対応は必須の要件となっています。

5. IPv4とIPv6の設定方法と確認方法

IPv4とIPv6の設定や確認方法について、実際の操作手順を詳しく解説します。パソコン初心者の方でも安心して設定できるよう、画面の操作方法から確認方法まで丁寧に説明していきます。

5.1 Windows環境での設定手順

Windows環境でのIPv4とIPv6の設定は、コントロールパネルまたは設定画面から行います。正しい設定により、安定したインターネット接続を実現できます。

5.1.1 IPv4の設定方法

Windows 11およびWindows 10でのIPv4設定手順は以下の通りです。

手順操作内容補足説明
1スタートボタンから「設定」を選択歯車アイコンをクリック
2「ネットワークとインターネット」を選択左側メニューから選択
3「アダプターのオプションを変更する」をクリック詳細設定から選択
4使用中のネットワークアダプターを右クリック有線の場合は「イーサネット」
5「プロパティ」を選択管理者権限が必要な場合があります
6「インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)」を選択チェックボックスにチェックが入っていることを確認
7「プロパティ」ボタンをクリック詳細設定画面が開きます

IPv4の詳細設定では、IPアドレスの自動取得または手動設定を選択できます。一般的な家庭環境では自動取得(DHCP)を使用することが推奨されます。手動設定が必要な場合は、以下の情報が必要になります。

  • IPアドレス(例:192.168.1.100)
  • サブネットマスク(例:255.255.255.0)
  • デフォルトゲートウェイ(例:192.168.1.1)
  • DNSサーバー(例:8.8.8.8)

5.1.2 IPv6の設定方法

IPv6の設定も同様の手順で行います。IPv4の設定画面で「インターネットプロトコルバージョン6(TCP/IPv6)」を選択してプロパティを開きます。

IPv6では以下の設定オプションが利用できます。

設定項目説明推奨設定
IPv6アドレスを自動的に取得するルーターから自動でアドレスを取得一般的な環境では推奨
次のIPv6アドレスを使う手動でアドレスを指定企業環境など特殊な場合のみ
DNSサーバーのアドレスを自動的に取得するルーターからDNS情報を自動取得通常はこちらを選択

5.2 Mac環境での設定手順

macOSでのIPv4とIPv6設定は、システム環境設定から行います。Macの場合も基本的な設定理念は同じですが、操作手順が若干異なります。

5.2.1 macOSでのネットワーク設定

macOS Monterey以降とそれ以前のバージョンで設定方法が異なります。

macOSバージョン設定画面へのアクセス方法
macOS Ventura以降「システム設定」→「ネットワーク」
macOS Monterey以前「システム環境設定」→「ネットワーク」

ネットワーク設定画面では、以下の手順でIPv4とIPv6を設定します。

  1. 使用中のネットワークインターフェース(Wi-FiまたはEthernet)を選択
  2. 「詳細」または「詳細設定」ボタンをクリック
  3. 「TCP/IP」タブを選択してIPv4設定を変更
  4. 「IPv6」タブを選択してIPv6設定を変更

5.2.2 MacでのIPv4設定オプション

Macでは以下のIPv4構成方法から選択できます。

  • DHCPサーバーを使用:自動的にIPアドレスを取得(推奨)
  • 手動:IPアドレスを手動で設定
  • BootP:企業環境での特殊な設定
  • PPPoE:一部のプロバイダー接続で使用

5.2.3 MacでのIPv6設定オプション

IPv6の設定では以下のオプションが選択できます。

設定項目用途説明
自動一般的な環境ルーターから自動でアドレスを取得
リンクローカルのみローカルネットワークのみインターネット接続なしの場合
手動特殊な企業環境IPv6アドレスを手動で設定
オフIPv6を無効化IPv4のみで接続する場合

5.3 現在の接続環境の確認方法

設定が完了したら、実際にIPv4とIPv6のどちらで接続されているかを確認する必要があります。正しく接続されているかの確認により、問題の早期発見が可能になります。

5.3.1 Windowsでの確認方法

Windowsでは複数の方法で現在のIP接続状況を確認できます。

確認方法操作手順表示される情報
コマンドプロンプト「ipconfig /all」コマンドを実行詳細なネットワーク設定情報
ネットワーク設定画面設定→ネットワークとインターネット→状態現在の接続状態と使用中のプロトコル
タスクマネージャーパフォーマンスタブ→ネットワークリアルタイムの通信状況

コマンドプロンプトで「ipconfig /all」を実行すると、以下の重要な情報が表示されます。

  • IPv4アドレス:現在使用中のIPv4アドレス
  • IPv6アドレス:現在使用中のIPv6アドレス(複数表示される場合があります)
  • サブネットマスク:ネットワークの範囲を示す
  • デフォルトゲートウェイ:インターネットへの出口
  • DNSサーバー:名前解決に使用するサーバー

5.3.2 Macでの確認方法

macOSでも同様に複数の確認方法があります。

  1. ネットワークユーティリティの使用:アプリケーション→ユーティリティ→ネットワークユーティリティ
  2. ターミナルでの確認:「ifconfig」コマンドまたは「ip addr」コマンド
  3. システム情報の確認:Appleメニュー→このMacについて→システムレポート→ネットワーク

5.3.3 オンラインでの接続確認

設定が正しく行われているかを確認するために、専用のウェブサイトを利用することも可能です。これらのサイトでは以下の情報を確認できます。

確認項目確認できる内容重要度
IPv4接続状況IPv4での通信可否とパブリックIPアドレス
IPv6接続状況IPv6での通信可否とパブリックIPv6アドレス
DNS解決速度名前解決にかかる時間
通信速度実際のダウンロード・アップロード速度

5.3.4 トラブルシューティング方法

IPv4またはIPv6で接続できない場合の基本的な対処方法を説明します。

接続トラブルの多くは設定の見直しで解決できます。以下の手順で確認してください。

  1. 物理接続の確認:LANケーブルの接続状況やWi-Fiの電波状況
  2. ネットワークアダプターの状態確認:デバイスマネージャーでドライバーの状況を確認
  3. IPアドレスの重複確認:同一ネットワーク内でのアドレス衝突がないか確認
  4. ファイアウォール設定の確認:セキュリティソフトがブロックしていないか確認
  5. ルーターの再起動:ネットワーク機器のリセットによる問題解決

特にIPv6で問題が発生する場合は、プロバイダーがIPv6サービスを提供しているかの確認が重要です。また、古いルーターではIPv6に対応していない場合があるため、機器の仕様確認も必要になります。

これらの設定と確認方法により、IPv4とIPv6の両方を適切に活用できるようになります。現代のインターネット環境では両プロトコルの理解と正しい設定が、安定した通信環境の実現に欠かせません。

6. まとめ

IPv4とIPv6は、インターネット通信を支える重要なプロトコルです。IPv4は32ビットのアドレス長で約43億個のアドレスを提供しますが、アドレス枯渇問題に直面しています。一方、IPv6は128ビットの圧倒的なアドレス空間を持ち、IoT時代の大量アドレス需要に対応可能です。セキュリティ面でもIPv6は標準でIPSecを搭載し、より安全な通信環境を実現します。
現在は両方のプロトコルが併用されており、徐々にIPv6への移行が進んでいます。特にゲーミングやクリエイティブ作業では、安定したネットワーク環境が重要になります。最新のネットワーク技術に対応したパソコン環境を構築する際は、IPv6対応も含めて総合的に検討することが大切です。ゲーミングPC/クリエイターPCのパソコン選びで悩んだらブルックテックPCへ。

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