自作PCユーザー必見!RGBとARGBの違いを分かりやすく比較解説

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自作PCやゲーミングPCの購入を検討している方にとってRGB照明とARGB照明の違いは非常に重要なポイントです。
この記事ではRGBとARGBの根本的な仕組みの違いから、電源仕様、制御方法、対応パーツまで詳しく解説します。RGBは12V電源で全体が同じ色に光る単純な制御方式、ARGBは5V電源で個別LEDを制御できる高度なライティングシステムという基本的な違いを理解することで、あなたの理想とするPC環境に最適な選択ができるようになります。マザーボードの対応状況、メーカー別制御ソフトウェア、予算に応じた構成例まで網羅的にご紹介しているため、初心者の方でも迷うことなくライティング環境を構築できるでしょう。

1. RGBとARGBの基本的な違いとは

パソコンのライティング機能を理解する上で最も重要なのが、RGBとARGBの違いを正しく把握することです。この2つの技術は、見た目は似ていても内部の仕組みや制御方法が大きく異なります。自作PCを組み立てる際にはどちらを選ぶかによって構成が変わってくるため、事前にしっかりと理解しておく必要があります。

項目RGBARGB
電圧12V5V
制御方式アナログ制御デジタル制御
LED制御全LED同色個別LED制御可能
配線数4ピン3ピン
エフェクト単色変化のみレインボー・波・点滅など多彩

1.1 RGBライティングの基本概念

RGB(Red Green Blue)ライティングは、従来から使用されているアナログ方式のライティングシステムです。赤・緑・青の3色のLEDを組み合わせることで、約1,677万色の表現が可能になっています。

RGBの最大の特徴は接続されたすべてのLEDが同じ色で光ることです。例えば、ファンに10個のLEDが搭載されている場合、すべてのLEDが同時に赤色になったり、青色になったりします。個別のLEDを異なる色で光らせることはできません。

12Vの電源で動作するため、比較的シンプルな回路構成となっており、製造コストを抑えることができます。そのため、エントリーモデルのパーツやコストパフォーマンスを重視した製品によく採用されています。

1.2 ARGBライティングの基本概念

ARGB(Addressable RGB)ライティングは、デジタル信号によって各LEDを個別に制御できる高度なライティングシステムです。「アドレサブル」という名前の通り、各LEDに個別のアドレスが割り当てられており、それぞれ独立した色や明度で制御することができます。

ARGBの革新的な機能は、1つのファンやLEDストリップ上で複数の色を同時に表現できることです。例えば、ファンの左半分を赤色、右半分を青色で光らせたり、LEDストリップに虹色のグラデーションを作り出したりすることが可能です。

5Vの低電圧で動作し、デジタル信号による制御のため、より複雑で美しいライティングエフェクトを実現できます。波のように色が流れるエフェクトや、音楽に合わせて光るビジュアライザー機能なども利用できます。

1.3 パソコンにおける両者の位置づけ

現在のパソコン市場において、RGBは基本的なライティング機能として位置づけられ、ARGBは上級者向けの高機能ライティングとして扱われています。多くのマザーボードメーカーは、両方の規格に対応したヘッダーを搭載することで、ユーザーの選択肢を広げています。

初心者の方がライティング機能を試してみたい場合は、RGBから始めることをおすすめします。設定が簡単で、トラブルも少なく、比較的安価でライティング効果を楽しむことができます。

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一方、本格的なゲーミングPCやエンスージアスト向けの高性能PCを構築する場合は、ARGBが主流となっています。豊富なエフェクトと細かな制御により、個性的で印象的なライティング演出を実現できるためです。

どちらを選ぶかは、予算と求める表現力のバランスを考慮して決定することが大切です。将来的にライティングを拡張していく予定がある場合は、最初からARGB対応のマザーボードを選んでおくと、後々の拡張性が向上します。

2. RGB照明の特徴と仕組み

RGB照明は自作PCにおけるライティングシステムの基本的な方式として広く普及しています。Red(赤)、Green(緑)、Blue(青)の3色のLEDを組み合わせることで、様々な色を表現できる仕組みです。

パソコン用RGB照明の最大の特徴はシンプルな制御方式により安定した動作を実現する点にあります。複雑な制御回路を必要とせず、比較的低コストで導入できるため、初心者にも扱いやすいライティングシステムとして位置づけられています。

2.1 12V電源による単色制御方式

RGB照明システムは12V電源を使用し、接続されたすべてのLEDが同じ色で点灯する単色制御方式を採用しています。この方式では、マザーボードのRGBヘッダーから供給される電圧により、赤・緑・青の各色の明度を調整することで色を表現します。

電源電圧制御方式色の表現方法消費電力
12Vアナログ制御全LEDが同色で点灯比較的高い

12V電源による制御では一つのRGBストリップ全体が同じ色で統一される特徴があります。例えば、メモリやマザーボード、ケースファンなど複数のパーツを接続した場合、すべてが同じタイミングで同じ色に変化します。

この単色制御方式により、電力効率は比較的劣るものの、シンプルな配線と安定した動作を実現しています。また、マザーボードのRGBヘッダーへの負荷も軽減され、多くのパーツを同時に制御できる利点があります。

2.2 対応マザーボードと接続方法

RGB照明に対応するマザーボードには、専用の4ピンRGBヘッダーが搭載されています。このヘッダーは12V、Red、Green、Blueの4つの端子で構成され、各色のLEDに個別に電力を供給する仕組みです。

主要マザーボードメーカーの対応状況は以下の通りです。

メーカー制御ソフトウェア対応チップセット最大接続数
ASUSAura SyncB450以上2-4ヘッダー
MSIMystic LightB450以上2-3ヘッダー
ASRockPolychrome RGBB450以上1-3ヘッダー
GIGABYTERGB FusionB450以上2-4ヘッダー

接続時には、ピンの向きと電圧の確認が重要です。誤接続により機器の故障を招く可能性があるため、マザーボードのマニュアルを必ず確認してから接続作業を行います。

RGBヘッダーが不足する場合はRGB分岐ケーブルやRGBハブを使用することで、複数のRGB対応パーツを同時に制御できます。ただし、電力容量の制限があるため、接続するパーツ数には注意が必要です。

2.3 RGB対応パーツの種類

現在市場には、様々なRGB対応パソコンパーツが販売されており、ユーザーのニーズに応じて選択できます。主要なカテゴリーごとの特徴を以下に示します。

メモリモジュールでは、Corsair VengeanceシリーズやG.Skill Trident Zシリーズなど、高性能メモリにRGB照明を搭載した製品が人気です。メモリスロット上部に配置されたライトバーが美しい光を演出し、PC内部のアクセントとして機能します。

CPUクーラーでは、空冷・水冷を問わずRGB対応製品が豊富に展開されています。特に簡易水冷クーラーでは、ポンプ部分とファン部分の両方にRGB照明を搭載し、統一感のあるライティングを実現する製品が多数あります。

ケースファンは最も手軽にRGB照明を導入できるパーツの一つです。120mmや140mmサイズが主流で、ファンブレードやフレーム部分に照明を配置した製品が一般的です。

パーツ種類主要メーカー価格帯導入の難易度
メモリCorsair、G.Skill8,000円~
CPUクーラーCorsair、NZXT5,000円~
ケースファンThermaltake、Cooler Master1,500円~
マザーボードASUS、MSI10,000円~

RGB対応パーツを選択する際は、マザーボードの制御ソフトウェアとの互換性を確認することが重要です。同一メーカーで統一することで、より安定した制御と豊富なライティング効果を享受できます。

また、RGB照明の消費電力は個々のパーツでは小さいものの、多数接続する場合は合計消費電力を考慮し、電源ユニットの容量に余裕を持たせることが推奨されます。

3. ARGB照明の特徴と仕組み

ARGB(Addressable RGB)照明は、従来のRGB照明を大幅に進化させた次世代のライティングシステムです。個別のLEDを独立して制御できる技術により、より複雑で美しいライティング効果を実現できます。パソコンの見た目を劇的に変える力を持つARGBについて、その仕組みと特徴を詳しく解説します。

3.1 5V電源による個別LED制御方式

ARGBライティングの最大の特徴は、5V電源で動作し、各LEDを個別に制御できる点です。従来のRGBが12Vで全てのLEDが同じ色に光るのに対し、ARGBでは一つのストリップ内でも場所によって異なる色を表示できます。

この個別制御により、流れるような光の演出や、グラデーション効果、波のような動きなど、従来では不可能だった複雑なライティングパターンを作り出すことができます。例えば、メモリスロットに取り付けたARGBメモリでは、左から右へ順番に光が流れていく「ウェーブ効果」や、音楽に合わせて光が踊る「オーディオ同期」などの演出が可能です。

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項目ARGB(5V)従来RGB(12V)
LED制御方式個別制御一括制御
電源電圧5V12V
演出の複雑さ高度基本的
消費電力低い高い

3.2 デジタル信号による高度な制御

ARGBライティングはデジタル信号によってLEDを制御する方式を採用しています。WS2812Bチップと呼ばれる制御ICが各LEDに内蔵されており、このチップがデジタル信号を受信して個々のLEDの色と明度を決定します。

デジタル制御により、理論上は1677万色の表現が可能で、従来のアナログ制御では実現できなかった精密な色彩表現ができます。また、各LEDにアドレスが割り当てられているため、プログラムによって細かく制御することも可能で、自作PCユーザーの間では独自のライティングパターンを作成することも人気となっています。

この制御方式により、温度監視機能と連動させて、CPUの温度が上がると赤く光り、下がると青く光るといった実用的な用途にも活用できます。ゲーミング用途では、ゲーム内の状況に応じてライティングが変化する「ゲーム連動機能」も実装されており、より没入感のあるゲーム体験を提供します。

3.3 ARGB対応パーツの種類

現在市場には様々なARGB対応パーツが展開されており、自作PCのほぼ全てのコンポーネントにARGBライティングを組み込むことが可能です。主要なARGB対応パーツとその特徴を見ていきましょう。

メモリ分野では、Corsair Vengeance RGB Pro、G.Skill Trident Z RGB、Kingston HyperX Predator RGBなどが人気です。これらのメモリは放熱板に美しいライティングが施されており、システムのメインビジュアルとしての役割も果たします。

CPUクーラーでは、簡易水冷タイプのCorsair H100i RGB Platinum、空冷タイプのCooler Master Hyper 212 RGB Blackなどが定番となっています。これらのクーラーはファンやウォーターブロックにARGBライティングが組み込まれ、冷却性能と美観を両立しています。

ケースファンについては、Corsair LL120、Thermaltake Riing Plus、NZXT Aer RGBシリーズなど、多くのメーカーがARGB対応製品を展開しています。これらのファンは静音性と冷却性能を保ちながら、美しいライティング効果を提供します。

マザーボードでも、ASUS ROG Strix、MSI Gaming、ASRock Steel Legendシリーズなど、多くの製品がオンボードARGBライティングを搭載しています。さらに、グラフィックカードでもNVIDIA GeForce RTX 4000/5000シリーズやAMD Radeon RX 7000シリーズの一部モデルでARGBライティングが採用されています。

パーツ種類主要メーカー・製品例ライティング箇所
メモリCorsair、G.Skill、Kingston放熱板
CPUクーラーCorsair、Cooler Master、NZXTファン、ウォーターブロック
ケースファンCorsair、Thermaltake、NZXTファンフレーム
マザーボードASUS、MSI、ASRockチップセット、IO部分
グラフィックカードNVIDIA、AMD各社モデル冷却ファン、ロゴ部分

ARGBライティングは、単なる装飾としてだけでなく、システム状態の可視化やブランドアイデンティティの表現手段としても活用されています。適切な組み合わせにより、プロフェッショナルな見た目から個性的なゲーミングスタイルまで、幅広いニーズに対応できる柔軟性がARGBライティングの大きな魅力となっています。

4. RGBとARGBの接続方法の違い

パソコンのライティングシステムを構築する際に最も重要なのが、正しい接続方法を理解することです。RGBとARGBでは電圧や信号方式が根本的に異なるため、間違った接続を行うと機器の破損につながる可能性があります。

4.1 RGBヘッダーの接続仕様

RGB(12V)ヘッダーはマザーボード上で「RGB_HEADER」や「12V_RGB」と表記されている4ピンのコネクタです。このヘッダーは12V電源を使用し、すべてのLEDが同じ色で発光する仕組みになっています。

ピン番号機能電圧役割
1G(Green)12V緑色の制御
2R(Red)12V赤色の制御
3B(Blue)12V青色の制御
4+12V12V電源供給

RGBヘッダーの特徴として、PWM(パルス幅変調)制御により色の強度を調整します。各色チャンネルに対して個別に電流をオンオフすることで、様々な色を表現できますが、接続されたすべてのLEDが同一の色になります。

接続時の注意点としてコネクタの向きを確認することが重要です。多くのRGB機器ではコネクタに矢印や切り欠きが設けられており、マザーボード側のヘッダーと正しく合わせる必要があります。

4.2 ARGBヘッダーの接続仕様

ARGB(5V)ヘッダーは、「ARGB_HEADER」や「5V_ARGB」と表記されている3ピンのコネクタです。デジタル信号による個別LED制御が可能で、より複雑で美しいライティング効果を実現できます。

ピン番号機能電圧役割
1+5V5V電源供給
2Data5Vデジタル信号
3GND0Vグラウンド

ARGBヘッダーの最大の特徴は、WS2812Bコントローラーを使用したデジタル制御方式です。この方式により、数百個のLEDをひとつのヘッダーで制御しながら、それぞれ異なる色で発光させることができます。

信号の伝達は直列接続(デイジーチェーン)で行われ、最初のLEDから次のLEDへと順番にデータが送信されます。このため、LEDの配置順序や接続順序が重要になります。

4.3 マザーボード側の対応状況

現在市販されているマザーボードの対応状況を正しく把握することは、ライティングシステム構築の成功に直結します。メーカーや価格帯によって搭載されるヘッダーの種類と数が大きく異なります。

エントリークラスのマザーボードではRGBヘッダーのみ搭載されている場合が多く、ARGBヘッダーは省略されていることがあります。一方、ミドルレンジ以上のマザーボードでは、両方のヘッダーが搭載されているのが一般的です。

マザーボードクラスRGBヘッダー数ARGBヘッダー数一般的な配置
エントリークラス1個0〜1個CPU周辺
ミドルクラス1〜2個1〜2個CPU周辺・下部
ハイエンドクラス2〜3個2〜4個分散配置

ヘッダーの位置についても重要な考慮点です。CPU周辺に配置されたヘッダーはCPUクーラーのライティングに、マザーボード下部のヘッダーはケースファンやLEDストリップの接続に適しています。

購入前にマザーボードの仕様書を確認し、必要なヘッダー数が搭載されているかチェックすることが重要です。不足する場合は、分岐ケーブルやライティングハブの使用を検討する必要があります。

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また、一部のマザーボードでは、BIOSやUEFIの設定でライティング機能を有効にする必要があります。特にRGBやARGBの電源供給に関する設定項目があるため、初回セットアップ時に確認しておくことをお勧めします。

5. 制御ソフトウェアと対応メーカー

RGBやARGBライティングを効果的に活用するためには、専用の制御ソフトウェアが必要不可欠です。各マザーボードメーカーや周辺機器メーカーが独自のソフトウェアを提供しており、それぞれに特徴的な機能や対応範囲があります。ここでは主要メーカーの制御ソフトウェアについて詳しく解説します。

5.1 ASUS Aura Syncの対応範囲

ASUSが開発したAura Syncは、最も多くのサードパーティ製品に対応している制御ソフトウェアとして知られています。ASUS製マザーボード、グラフィックボード、周辺機器だけでなく、G.Skill、Corsair、Cooler Masterなど多数のメーカーとの連携が可能です。

Aura Syncの主な特徴として、直感的なユーザーインターフェースがあげられます。プリセットされたライティングエフェクトは10種類以上用意されており、初心者でも簡単に美しいライティング演出を楽しめます。また、音楽に同期したオーディオビジュアライザー機能も搭載されており、ゲームプレイや音楽鑑賞時の臨場感を大幅に向上させます。

機能対応状況特徴
RGB制御4ピンRGBヘッダー対応
ARGB制御3ピンARGBヘッダー対応
サードパーティ連携50社以上のメーカーと連携
音楽同期リアルタイム音声解析

5.2 MSI Mystic Lightの機能

MSIのMystic Lightは、ゲーミング環境に特化した高度な制御機能を提供するソフトウェアです。特にMSI製品間の連携において優秀な性能を発揮し、マザーボード、グラフィックボード、ゲーミングデバイスを統一感のあるライティングで制御できます。

Mystic Lightの独自機能として、ゲーム内のイベントと連動したライティング制御があります。例えば、FPSゲームでヘルスが減少すると赤色に変化したり、RPGでレベルアップ時に特別なエフェクトが発動したりします。これにより、ゲームプレイとライティングが一体化した没入感の高い体験が実現されます。

また、MSI Center統合版では、パフォーマンス監視機能と連携して、CPU温度やGPU使用率に応じたライティング制御も可能です。システムの状態を視覚的に把握できるため、オーバークロック時の監視ツールとしても活用できます。

5.3 ASRock Polychrome RGBの特徴

ASRockのPolychrome RGBは、シンプルさと実用性を重視した設計が特徴的な制御ソフトウェアです。複雑な設定を必要とせず、直感的な操作でライティング制御を行えるため、PC初心者にも扱いやすいソフトウェアとして評価されています。

Polychrome RGBの注目すべき機能は、省電力モードの実装です。ライティングの美しさを保ちながら消費電力を抑制する機能により、長時間の使用でも電気代を気にせずライティングを楽しめます。また、スケジュール機能により時間帯に応じた自動的なライティング変更も可能で、日中は控えめに、夜間は華やかにといった使い分けができます。

ASRock製マザーボード以外への対応は限定的ですが、同社製品内での統一感は非常に高く、特にRGBとARGBの混在環境でも安定した制御を実現します。

5.4 Corsair iCUEなどサードパーティ製ソフト

Corsair iCUEは、最も高機能で拡張性に優れたライティング制御ソフトウェアの一つです。Corsair製品を中心としながらも、多数のメーカーとの連携機能を備えており、プロフェッショナルレベルのライティング制御が可能です。

iCUEの最大の特徴は、詳細なカスタマイゼーション機能です。個別LEDレベルでの制御が可能で、複雑なアニメーションパターンや独自のライティングエフェクトを作成できます。また、ハードウェア監視機能との深い連携により、システム状態を反映したリアルタイムライティングを実現します。

その他の注目すべきサードパーティ製ソフトウェアとして、以下があげられます。

ソフトウェア名開発メーカー主な特徴対応製品
G.Skill Trident Z Lighting ControlG.Skillメモリ専用制御Trident Zシリーズ
Thermaltake RGB PlusThermaltakeケース・クーラー特化Thermaltake製品全般
Cooler Master MasterPlus+Cooler Master統合制御機能Cooler Master製品
Razer SynapseRazerゲーミング特化Razer Chroma対応製品

これらのソフトウェアを選択する際は、使用予定のパーツメーカーとの互換性を事前に確認することが重要です。また、複数のソフトウェアを同時に使用する場合は、競合による動作不良を避けるため、適切な設定や使い分けが必要となります。統一されたライティング環境を構築するためには、可能な限り同一メーカーの製品で統一するか、互換性の高いソフトウェアを選択することをお勧めします。

6. パソコンパーツごとの対応状況

自作PCでRGBやARGBライティングを導入する際は、各パソコンパーツの対応状況を正確に把握することが重要です。パーツによって対応している規格が異なるため、購入前に必ず確認しましょう。

6.1 マザーボードのRGB・ARGB対応

マザーボードはライティングシステムの中核となる重要なパーツです。マザーボードに搭載されているRGBヘッダーとARGBヘッダーの数と位置を事前に確認することが、ライティング計画の第一歩となります。

現在販売されている主要メーカーのマザーボードでは、以下のような対応状況となっています。

メーカーRGB対応ARGB対応制御ソフトウェア
ASUSRGB 4pin対応ARGB 3pin対応Aura Sync
MSIRGB 4pin対応JRGB 3pin対応Mystic Light
ASRockRGB 4pin対応ARGB 3pin対応Polychrome RGB
GIGABYTERGB 4pin対応ARGB 3pin対応RGB Fusion

エントリークラスのマザーボードでは1つずつ、ハイエンドモデルでは複数のヘッダーが搭載されています。接続予定のライティングパーツ数に対してヘッダー数が不足する場合は、RGB・ARGBハブの追加購入が必要になります。

6.2 メモリのライティング機能

DDR4およびDDR5メモリには、ライティング機能付きモデルが数多く販売されています。メモリのライティングは主にARGB方式が採用されており、マザーボードの制御ソフトウェアまたはメモリメーカー独自のソフトウェアで制御可能です。

主要メモリメーカーのライティング対応状況は以下の通りです。

メーカーシリーズ名ライティング方式専用ソフトウェア
CorsairVengeance RGB ProARGBiCUE
G.SkillTrident Z RGBARGBなし(マザーボード制御)
CrucialBallistix RGBARGBBallistix MOD Utility
Team GroupT-Force Delta RGBARGBなし(マザーボード制御)

メモリのライティングは物理的な配線が不要で、マザーボードに装着するだけで自動的に認識されます。ただし、メーカーによっては専用ソフトウェアが必要な場合があるため、購入前に対応状況を確認しましょう。

6.3 グラフィックボードのイルミネーション

現在のミドルレンジ以上のグラフィックボードには、ほぼ全てにライティング機能が搭載されています。グラフィックボードのライティングは、GPU内蔵の制御回路で動作するため、外部電源や配線は不要です。

主要グラフィックボードメーカーの対応状況を整理すると次のようになります。

メーカーライティング機能制御方式制御ソフトウェア
ASUSAura Sync対応RGB/ARGBGPU Tweak III
MSIMystic Light対応RGB/ARGBMSI Center
GIGABYTERGB Fusion対応RGB/ARGBAORUS Engine
ZOTACSPECTRA対応RGBFireStorm

グラフィックボードのライティングは、マザーボードの制御ソフトウェアと連携させることで、他のパーツと同期した演出が可能です。ただし、一部のモデルでは独自制御のみの場合があるため、統一感を重視する場合は購入前の確認が重要です。

6.4 CPUクーラーとケースファンの対応

CPUクーラーとケースファンのライティング対応は、製品によって大きく異なります。空冷クーラーではファンやヒートシンク、簡易水冷クーラーではポンプヘッドとファンにライティング機能が搭載されています。

CPUクーラーの主な対応状況は以下の通りです。

メーカー製品カテゴリライティング方式接続方法
Noctua空冷クーラー対応なし
Cooler Master空冷・簡易水冷RGB/ARGBマザーボード接続
Corsair簡易水冷ARGBUSB接続(iCUE制御)
NZXT簡易水冷RGBUSB接続(CAM制御)

ケースファンについては、標準的な12cm・14cmファンにライティング機能を搭載したモデルが多数販売されています。ケースファンのライティングは複数台を同時制御することが多いため、ファンハブやARGBハブの使用が一般的です。

ケースファンの制御方式には、マザーボード直接接続、専用コントローラー経由、USB接続の3つの方法があります。統一感を重視する場合は、マザーボードの制御ソフトウェアで一括管理できる製品を選択することをおすすめします。

また、ファンの回転数制御とライティング制御は別系統となっているため、PWM制御用の4pinコネクタとライティング用のRGB・ARGBコネクタの両方を接続する必要があります。配線計画を立てる際は、この点を忘れずに考慮しましょう。

7. 導入前に確認すべきポイント

RGB・ARGBライティングシステムを自作PCに導入する際は、事前の計画と準備が成功の鍵となります。適切な準備なしに導入を進めると、パーツの互換性問題や電源不足、制御ソフトウェアの競合などのトラブルに見舞われる可能性があります。ここでは、スムーズな導入のために必ず確認しておくべき重要なポイントを詳しく解説します。

7.1 電源容量と消費電力の計算

RGB・ARGBライティングシステムの導入において、最も重要な確認事項の一つが電源容量の計算です。ライティング機能付きパーツは通常版と比較して消費電力が増加するため、電源ユニットの容量に十分な余裕があるかを必ず確認する必要があります。

一般的なRGB・ARGBパーツの消費電力は以下の通りです。

パーツ種類RGBタイプ追加消費電力備考
メモリモジュールRGB/ARGB1-3W(4枚セット)容量やメーカーにより変動
CPUクーラーRGB/ARGB2-5Wファン数とLED数に依存
ケースファンRGB/ARGB1-2W(1個あたり)120mm標準サイズの場合
LED ストリップARGB5-15W(1mあたり)LED密度により大きく変動
グラフィックボードRGB5-10W高級モデルほど消費電力大

計算例として、RGB対応の高性能ゲーミングPCを構築する場合を考えてみます。CPU(200W)、グラフィックボード(350W + RGB10W)、メモリ(20W + RGB3W)、マザーボード(30W)、ストレージ(20W)、CPUクーラー(10W + RGB5W)、ケースファン6個(60W + RGB12W)の合計で720Wとなります。この場合、80PLUS認証取得の850W以上の電源ユニットを選択することが推奨されます。

7.2 マザーボードのヘッダー数確認

RGB・ARGBライティングシステムを構築する上で、マザーボードに搭載されているライティング用ヘッダーの数と種類の確認は必須です。ヘッダー数が不足すると、すべてのライティング対応パーツを接続できない事態が発生します。

現在主流のマザーボードに搭載されているライティングヘッダーの種類と特徴は以下の通りです。

ヘッダータイプピン数電圧制御方式一般的な搭載数
RGB ヘッダー4ピン12Vアナログ制御1-2個
ARGBヘッダー3ピン5Vデジタル制御2-4個
専用ヘッダー可変5V/12Vメーカー独自0-2個

ヘッダー数が不足する場合の対処法として、ライティングハブやスプリッターの使用があります。ARGBハブを使用することで1つのヘッダーから最大10個程度のデバイスを制御可能になります。ただし、ハブを使用する際は電源容量の制限があるため、接続するデバイスの合計消費電力がハブの定格を超えないよう注意が必要です。

マザーボード選定時には、将来的な拡張も考慮して、必要数よりも1-2個多めのヘッダーを搭載したモデルを選択することが重要です。特にハイエンドゲーミングマザーボードでは、RGBヘッダー2個、ARGBヘッダー4個以上を搭載したモデルが理想的です。

7.3 統一感のあるライティング計画

RGB・ARGBライティングシステムの導入において、見た目の美しさと制御の安定性を両立するためには、事前の綿密な計画が不可欠です。統一感のないライティング構成は、視覚的な不調和を生み出すだけでなく、制御ソフトウェアの競合によるトラブルの原因にもなります。

効果的なライティング計画を立てる際の重要な要素を以下にまとめました。

計画要素重要度検討項目推奨アプローチ
メーカー統一制御ソフトウェアの互換性主要パーツは同一メーカーで統一
カラーテーマ色相・彩度・明度の調和3色以内での配色計画
光量バランス各パーツの明度調整段階的な明度設定
動作パターンエフェクトの統一性シンプルなパターンを基調

メーカー統一による制御ソフトウェアの一元化は、安定した動作と美しい同期効果を実現する最も確実な方法です。ASUS、MSI、ASRockなどの主要マザーボードメーカーは、それぞれ独自の制御ソフトウェアを提供しており、同一メーカーのパーツ間では高い互換性と安定性を実現しています。

カラーテーマの設定では、PCケースの色調やデスク周りのインテリアとの調和も考慮する必要があります。一般的に、白基調のケースには寒色系(青・水色・紫)、黒基調のケースには暖色系(赤・オレンジ・黄)が視覚的に映えるとされています。

光量バランスの調整は、ライティング効果の完成度を大きく左右する要素です。メモリやグラフィックボードなどの主要コンポーネントを最も明るく設定し、ケースファンやCPUクーラーを中程度、LEDストリップを最も暗く設定することで、自然な階層感のあるライティング環境を構築できます。

動作パターンについては、複雑なエフェクトよりも、呼吸効果や波紋効果などのシンプルなパターンを基調とすることで、長時間の使用でも目に優しく、飽きのこないライティング環境を実現できます。また、ゲーミング用途では、CPUやGPUの温度に連動した色変化機能を活用することで、実用性とエンターテイメント性を両立させることも可能です。

8. よくあるトラブルと対処法

RGBやARGBライティングを導入する際には、様々なトラブルが発生する可能性があります。ここでは初心者の方でも対応できるよう、代表的なトラブルとその解決方法を詳しく解説します。

8.1 ライティングが点灯しない場合

ライティングが全く点灯しない場合、まずは電源供給に問題がないか確認しましょう。RGBは12V、ARGBは5Vの電圧が必要なため、間違った接続をしていると点灯しません。

接続確認のチェックポイントは以下の通りです。

確認項目RGB(12V)の場合ARGB(5V)の場合
コネクタの形状4ピン(12V-G-R-B)3ピン(5V-D-G)
マザーボード側ヘッダーRGB HEADERARGB HEADER、ADD RGB
電圧表示12V表示がある5V表示がある

コネクタが正しく接続されていても点灯しない場合は、マザーボードのBIOS設定を確認してください。一部のマザーボードでは、BIOS上でRGB機能を有効化する必要があります。BIOS画面の「Advanced」または「Onboard Devices Configuration」からRGB設定を探し、Enabledに変更してください。

それでも改善しない場合は、パーツ自体の不良を疑いましょう。他の動作確認済みのRGBパーツと交換して動作するかテストしてみてください。

8.2 色がうまく同期しない場合

複数のRGBパーツを使用している際に、色が統一されない問題はよく発生します。この問題の主な原因は、制御ソフトウェアの競合や設定の不統一です。

まず、使用している全てのRGBパーツがどの制御ソフトウェアに対応しているか確認しましょう。メーカーごとに対応状況が異なるため、以下の表を参考にしてください。

メーカー専用ソフトウェア他社ソフト対応
ASUSAura Sync一部対応
MSIMystic Light限定的
CorsairiCUE独自規格多数
Cooler MasterMasterPlus+比較的良好

色の同期を改善するための手順は以下の通りです。まず、競合する可能性のある制御ソフトウェアを一度すべて終了してください。次に、マザーボードメーカーの純正ソフトウェアから起動し、基本設定を行います。その後、他社製パーツの専用ソフトウェアを順番に起動し、同じ色設定を適用してください。

RGB Fusionなどの統合制御ソフトウェアを使用することで、異なるメーカーのパーツでも統一した制御が可能になる場合があります。ただし、すべてのパーツが対応しているとは限らないため、購入前に対応状況を確認することが重要です。

8.3 ソフトウェアの競合問題

複数のRGB制御ソフトウェアが同時に動作することで発生する競合問題は、パフォーマンス低下やシステム不安定の原因となります。Windows起動時に自動実行されるRGBソフトウェアが複数あると、メモリ使用量の増加やCPU負荷の上昇が発生します。

競合を解決するための基本的なアプローチは以下の通りです。タスクマネージャーを開き、スタートアップタブから不要なRGB関連ソフトウェアの自動起動を無効にしてください。必要最小限のソフトウェアのみを起動状態に保つことで、システムの安定性が向上します。

ソフトウェア間の優先順位を設定する場合は、マザーボードメーカーの純正ソフトウェアを最優先とし、その他のパーツメーカーのソフトウェアは必要時のみ起動するよう設定してください。

どうしても競合が解決しない場合は、OpenRGBなどのオープンソース制御ソフトウェアの使用を検討してください。これらのソフトウェアは多くのメーカーのパーツに対応しており、単一のソフトウェアで統合制御が可能です。

最後に、定期的なソフトウェアアップデートも忘れずに実行してください。メーカーは継続的に互換性の改善やバグ修正を行っているため、最新版を使用することで多くの問題を解決できます。アップデート前には必ず現在の設定をバックアップし、問題が発生した場合に備えて復元ポイントを作成しておくことをお勧めします。

9. まとめ

RGBとARGBの最大の違いは制御方式にあります。RGBは12V電源による単色制御で全体が同じ色に光るシンプルな仕組みですが、ARGBは5V電源とデジタル信号により個別のLEDを制御できるため、虹色のグラデーションや流れるような光の演出が可能です。接続についても、RGBは4ピン、ARGBは3ピンのヘッダーを使用し、それぞれ専用の接続端子が必要となります。導入時はマザーボードの対応ヘッダー数を確認し、ASUS Aura SyncやMSI Mystic Lightなどの制御ソフトウェアでメーカーを統一することで安定した同期制御が実現できます。
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