
VTuberとして配信を始めたいけれど、何から準備すればいいのか分からないという方は多いのではないでしょうか。
VTube Studioは、2Dアバターをリアルタイムで動かせる無料ツールとして、初心者から上級者まで幅広く使われています。
この記事では、VTube Studioの基本的な機能から、無料で始める具体的な手順、必要な機材まで、初心者が知っておくべき情報を詳しく解説します。アバターの読み込み方やトラッキングの初期設定についてお伝えしますので、この記事を読めばVTuberデビューへの第一歩を確実に踏み出せます。
1. VTube Studioとは何か
VTube Studioは、2Dアバターをリアルタイムで動かすことができるアプリケーションです。
VTuber活動を始めたい初心者から、プロの配信者まで幅広く利用されており、世界中で高い評価を得ています。このツールを使えば、Webカメラやスマートフォンのカメラで自分の表情や動きをキャプチャし、画面上の2Dキャラクターに反映させることができます。
VTuber配信やゲーム実況、雑談配信などで自分の顔を出さずに活動したい方にとって、VTube Studioは最も手軽に始められる選択肢の一つです。無料版でも十分な機能が提供されているため、初期投資を抑えながらVTuber活動をスタートできます。
1.1 VTube Studioの基本概念
VTube Studioの基本的な仕組みは、フェイストラッキング技術を用いて、ユーザーの顔の動きや表情をリアルタイムで認識し、それを2Dアバターに反映させるというものです。カメラが顔の主要なポイント(目、口、眉など)を追跡し、その動きに合わせてアバターが自然に動くようになっています。
このアプリケーションは、Live2Dと呼ばれる技術を採用しています。
Live2Dは、2Dイラストに立体的な動きを与える日本発の技術で、アニメ調のキャラクターを自然に動かすことに特化しています。VTube Studioは、このLive2D技術を活用することで、滑らかで表現豊かなアバター表現を実現しています。
操作は直感的で、専門的な知識がなくても扱えるように設計されています。画面上にアバターを表示させ、カメラの前で顔を動かすだけで、すぐにアバターが反応する様子を確認できます。この手軽さが、多くの初心者に支持されている理由の一つです。
1.2 VTuberになるための必須ツール
VTuber活動を始めるには、いくつかの要素が必要です。まず、キャラクターとなる2Dアバター、次にそのアバターを動かすソフトウェア、そして配信を行うための配信ソフトです。VTube Studioは、この中の「アバターを動かすソフトウェア」に該当します。
VTuberとして活動するための基本的な構成は以下の通りです。
| 必要なもの | 役割 | 具体例 |
|---|---|---|
| 2Dアバター | キャラクターとしての見た目 | Live2Dモデル、VTubeStudio対応モデル |
| トラッキングソフト | アバターを動かす | VTube Studio、FaceRig、nizima LIVE |
| カメラ | 顔の動きを認識する | Webカメラ、スマートフォンカメラ |
| 配信ソフト | 映像を配信プラットフォームに送る | OBS Studio、Streamlabs OBS、XSplit |
| パソコン | すべてのソフトを動かす基盤 | 一定以上のスペックを持つPC |
VTube Studioは、この中でもトラッキングソフトとして中心的な役割を果たします。アバターの表現力や動きの滑らかさは、このソフトの性能に大きく依存するため、VTuber活動の質を左右する重要なツールと言えます。
特に初心者にとって、VTube Studioは学習コストが低く、無料で始められる点が大きなメリットです。有料のプロ向けツールと比較しても、基本的な機能に関しては遜色なく、むしろ使いやすさという点では優れている場合もあります。
1.3 他のアプリとの違い
VTuber向けのトラッキングソフトには、VTube Studio以外にもいくつかの選択肢があります。それぞれに特徴があり、用途や目的に応じて選ぶことが重要です。ここでは、代表的なアプリとVTube Studioとの違いを整理します。
| アプリ名 | 特徴 | 価格 | 対応モデル |
|---|---|---|---|
| VTube Studio | 2D特化、高精度トラッキング、カスタマイズ性が高い | 基本無料(有料版あり) | Live2D |
| nizima LIVE | Live2D公式、初心者向け、シンプル操作 | 無料 | Live2D |
| FaceRig | 3D対応、豊富なプリセットアバター | 有料(販売終了) | Live2D、3D |
| Animaze | FaceRigの後継、高機能 | 基本無料(有料版あり) | Live2D、3D |
| VSeeFace | 3D特化、無料で高機能 | 完全無料 | VRM(3D) |
VTube Studioの最大の強みは、2Dアバターのトラッキング精度とカスタマイズ性の高さです。表情の細かな動きや、まばたき、口の開き具合など、繊細な表現を正確に捉えることができます。また、アバターの各パーツに対して個別に感度を調整できるため、自分好みの動きに仕上げることが可能です。
nizima LIVEは同じくLive2Dモデルに対応していますが、より初心者向けにシンプルな設計になっています。操作は簡単ですが、細かなカスタマイズや高度な設定はVTube Studioの方が充実しています。本格的にVTuber活動をしたい方には、VTube Studioの方が適しているでしょう。
FaceRigは以前、VTuber界隈で広く使われていましたが、現在は販売が終了し、後継のAnimazeに移行しています。Animazeは3Dモデルにも対応しており、幅広い用途に使えますが、2Dアバターの表現力という点ではVTube Studioに一歩譲る部分があります。
VSeeFaceは3Dモデル専用のソフトで、VRMという3Dアバター形式に対応しています。完全無料で高機能ですが、2Dアバターを使いたい場合には選択肢に入りません。
VTube Studioを選ぶべき理由は、2Dアバターでの配信を考えている方、細かな表情表現にこだわりたい方、そして無料から始めて将来的に有料版で機能拡張したい方に最適だからです。特にアニメ調のキャラクターで配信したい場合、VTube Studioは現時点で最も優れた選択肢の一つと言えます。
なお、VTube Studioを快適に動作させるには、一定以上のスペックを持つパソコンが必要です。特に配信ソフトと同時に起動する場合、CPUやメモリに負荷がかかります。安定した配信環境を構築したい方には、高品質で高耐久なBTOパソコンの導入が推奨されます。ブルックテックPCのようなクリエイター向けに設計されたマシンであれば、VTuber配信に必要な処理能力を十分に備えており、長時間の配信でも安定したパフォーマンスを発揮します。
2. VTube Studioでできること
VTube Studioは、VTuber活動を始めたい初心者にとって最も手軽で多機能なツールのひとつです。このソフトウェアを使えば、専門的な知識がなくても2Dアバターを自分の表情や動きに合わせてリアルタイムで動かすことができます。ここでは、VTube Studioで具体的に何ができるのか、どのような機能が備わっているのかを詳しく解説していきます。
2.1 2Dアバターをリアルタイムで動かせる
VTube Studioの最大の特徴は、Webカメラやスマートフォンのカメラを使って顔の動きを認識し、2Dアバターをリアルタイムで動かせる点です。顔認識技術によって、あなたの表情や頭の動き、まばたきなどが即座にアバターに反映されます。
具体的には、以下のような動作をアバターで再現できます。
| 認識される動作 | アバターへの反映 |
|---|---|
| 顔の向き(上下左右) | アバターの顔が同じ方向を向く |
| まばたき | アバターの目が閉じる |
| 口の開閉 | アバターの口が開閉し、リップシンクする |
| 眉の動き | 表情の変化として眉が動く |
| 笑顔や驚きなどの表情 | 対応する表情パターンに切り替わる |
この機能により、視聴者とのコミュニケーションがより自然で親しみやすいものになります。特別な機材を追加することなく、手持ちのカメラだけで本格的なVTuber配信が可能になる点は、初心者にとって大きなメリットです。
トラッキング精度も高く、わずかな表情の変化まで捉えることができるため、感情表現が豊かな配信を実現できます。ただし、カメラの性能や照明環境によってトラッキング精度は変わるため、明るい場所で使用することが推奨されます。
2.2 表情やポーズの豊富なカスタマイズ
VTube Studioでは、アバターの表情やポーズを細かくカスタマイズして、自分だけのオリジナルな演出を作り出すことができます。配信中にワンタッチで表情を切り替えたり、特定のポーズを取らせたりする機能が備わっています。
表情のカスタマイズ機能としては、以下のようなものがあります。
- ホットキーによる表情の瞬時切り替え
- 複数の表情パターンの登録と管理
- 表情の強弱やブレンド率の調整
- まばたきや口の開閉の感度調整
- カスタム表情の作成と保存
これらの機能を活用することで、驚いた表情、照れた表情、怒った表情など、配信のシーンに合わせた演出が可能になります。視聴者を飽きさせない多彩な表現ができるため、エンターテインメント性の高い配信を実現できます。
ポーズ機能では、アバターの姿勢や手の位置を変更できます。立ち姿や座った姿勢、手を振るポーズなど、配信内容に応じた演出が行えます。これらのポーズもホットキーに割り当てることで、配信中にスムーズに切り替えることができます。
Live2Dモデルの仕様によっては、さらに細かいカスタマイズが可能です。モデルに組み込まれているパラメータを調整することで、独自の表情やアクションを作成することもできます。
2.3 配信ソフトとの連携機能
VTube Studioは単体で使用するだけでなく、OBS StudioやStreamlabs OBSなどの主要な配信ソフトと連携させることで、本格的な配信環境を構築できます。この連携機能により、ゲーム実況や雑談配信、歌ってみた動画など、さまざまなコンテンツ制作に対応できます。
配信ソフトとの連携では、以下のようなことが可能です。
| 連携機能 | できること |
|---|---|
| 透過出力 | 背景を透明にしてアバターのみを配信画面に表示 |
| 画面キャプチャ | VTube Studioの画面を配信ソフトに取り込む |
| ウィンドウキャプチャ | 特定のウィンドウとしてアバターを配信画面に配置 |
| マルチモニター対応 | 複数画面を使った効率的な配信環境の構築 |
| 解像度設定 | 配信品質に合わせた出力解像度の調整 |
特に透過出力機能は非常に便利で、ゲーム画面の上にアバターを重ねて表示したり、複数の映像素材と組み合わせたりすることができます。これにより、プロのVTuberのような洗練された配信画面を作成できます。
また、VTube Studioはバーチャルカメラ機能にも対応しており、ZoomやDiscordなどのビデオ通話アプリでもアバターを使用することができます。配信以外の用途でも活用できる点は、使用範囲を広げる重要な要素です。
配信ソフトとの連携には、パソコンのスペックが重要になります。VTube Studioと配信ソフトを同時に動作させるため、ある程度の処理能力が必要です。特にゲーム実況を行う場合は、ゲーム、VTube Studio、配信ソフトの3つを同時に動かすことになるため、CPUやメモリに余裕のあるパソコンが求められます。
ブルックテックPCでは、VTuber活動に最適なスペックのパソコンを提案しています。用途と予算に応じて、必要十分な性能を持ったマシンを選ぶことができるため、初心者でも安心して配信環境を整えることができます。
2.4 スマホとPCの両方で使える
VTube Studioの大きな利点のひとつは、スマートフォンとパソコンの両方で使用できるクロスプラットフォーム対応である点です。iOSとAndroidの両方に対応しており、WindowsとmacOSでも動作します。これにより、手持ちのデバイスに合わせて柔軟に使い始めることができます。
スマートフォン版とPC版では、それぞれに特徴があります。
| デバイス | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| スマートフォン | 手軽に始められる、初期投資が少ない、モバイルでも使える | 画面が小さい、配信ソフトとの連携に制限がある |
| パソコン | 高画質で配信できる、配信ソフトとの連携が容易、複雑な設定が可能 | ある程度のスペックが必要、初期投資が大きい |
スマートフォン版は、まずは気軽にVTuber活動を試してみたいという初心者に最適です。アプリをダウンロードすれば、追加の機材なしですぐに始められます。スマートフォンの内蔵カメラを使って顔認識を行うため、別途Webカメラを用意する必要もありません。
一方、パソコン版は本格的な配信活動を行いたい人に向いています。高解像度での配信や、配信ソフトとのスムーズな連携が可能で、より自由度の高い配信環境を構築できます。また、画面が大きいため、設定や調整もしやすいというメリットがあります。
さらに、VTube Studioにはスマートフォンとパソコンを連携させて使う機能もあります。スマートフォンをトラッキング用のカメラとして使い、パソコンでアバターを表示するという使い方ができます。この方法では、スマートフォンの高性能なカメラを活かしながら、パソコンの処理能力で安定した配信を実現できます。
デバイス間でのデータ同期も可能なため、スマートフォンで作成した設定をパソコンで使ったり、その逆も行ったりできます。環境を変えても一貫した配信が可能になる点は、活動の幅を広げる上で重要です。
パソコンで本格的にVTube Studioを使いたい場合、快適な動作環境を整えることが大切です。ブルックテックPCでは、VTuber活動に必要なスペックを備えた高品質なマシンを提供しており、初心者でも安心して選べるようスタッフが丁寧にサポートします。用途に合わせた最適なパソコン選びが、長く安定したVTuber活動の基盤となります。
3. VTube Studioを無料で始める方法
VTube Studioは無料版でも十分に使える機能が揃っており、初心者がVTuber活動を始めるには最適なツールです。この章では、無料版と有料版の違いを理解した上で、実際にダウンロードからインストール、初期設定までの流れを詳しく解説します。
3.1 無料版と有料版の違い
VTube Studioには無料版と有料版(Pro版)があり、それぞれできることに違いがあります。初めてVTuberになる方は、まず無料版で基本的な操作に慣れてから、必要に応じて有料版へのアップグレードを検討するとよいでしょう。
無料版では基本的なフェイストラッキング機能やアバターの読み込み、配信ソフトとの連携といったVTuber活動に必要な主要機能はすべて利用可能です。一方で、カスタムパラメータの数や同時に読み込めるアバター数、アイテムの配置数などに制限があります。
| 機能項目 | 無料版 | 有料版(Pro版) |
|---|---|---|
| 基本的なフェイストラッキング | 利用可能 | 利用可能 |
| アバター読み込み数 | 制限あり | 無制限 |
| カスタムパラメータ数 | 最大5個まで | 無制限 |
| アイテム配置数 | 制限あり | 無制限 |
| 背景画像の使用 | 利用可能 | 利用可能 |
| プラグイン機能 | 一部制限 | すべて利用可能 |
| 商用利用 | 可能 | 可能 |
有料版の価格はプラットフォームによって異なりますが、PC版(Steam)では買い切り型となっており、一度購入すれば追加費用なしで永続的に利用できます。スマートフォン版(iOS・Android)では、アプリ内課金として提供されています。
無料版でも配信や動画制作に十分使えるため、まずは無料版で操作に慣れてから、より高度な表現が必要になった段階で有料版を検討するというステップがおすすめです。
3.2 ダウンロードとインストール手順
VTube Studioのダウンロードとインストールは、使用するデバイスによって手順が異なります。ここではPC版とスマートフォン版それぞれの導入方法を解説します。
3.2.1 PC版(Windows・Mac)のダウンロード手順
PC版のVTube Studioは、主にSteamというゲーム配信プラットフォームを通じて配布されています。Steamを利用するには、まずSteamアカウントの作成とSteamクライアントのインストールが必要です。
Steamクライアントをインストールしたら、ストア検索で「VTube Studio」と入力して検索します。検索結果に表示されたVTube Studioのページにアクセスし、「ゲームをプレイ」ボタンをクリックすることで、無料版のダウンロードが開始されます。
ダウンロードが完了すると、Steamライブラリに追加され、いつでも起動できるようになります。初回起動時には、ファイアウォールの許可設定を求められることがあるため、適切に許可してください。これは配信ソフトとの連携に必要な設定です。
3.2.2 スマートフォン版(iOS・Android)のダウンロード手順
スマートフォン版は、iOSならApp Store、AndroidならGoogle Playストアからダウンロードできます。各ストアで「VTube Studio」と検索し、公式アプリをインストールしてください。
スマートフォン版は特別な設定なしにすぐ使い始められる点が魅力です。ただし、PCと連携して使う場合は、同一ネットワーク上での接続設定が必要になります。
3.2.3 インストール時の注意点
VTube Studioをインストールする際は、十分なストレージ容量を確保しておくことが重要です。アプリ本体だけでなく、今後読み込むアバターデータや背景画像などもストレージを使用します。
また、PC版を使用する場合は、グラフィック性能が一定以上のパソコンを使用することで、快適な動作環境を実現できます。高品質なVTuber配信を目指すなら、クリエイター向けに設計された高性能PCの使用が推奨されます。特にリアルタイムでの映像処理が求められるため、CPUとGPUの性能が重要です。
3.3 初期設定の流れ
VTube Studioをインストールしたら、実際に使い始める前にいくつかの初期設定を行う必要があります。適切な設定を行うことで、スムーズにVTuber活動をスタートできます。
3.3.1 初回起動時の言語設定
VTube Studioを初めて起動すると、言語選択画面が表示されます。日本語を選択することで、以降のメニューやヘルプがすべて日本語で表示されるようになります。言語設定は後から変更することも可能です。
3.3.2 カメラアクセスの許可設定
VTube Studioがフェイストラッキングを行うためには、デバイスのカメラにアクセスする必要があります。初回起動時にカメラへのアクセス許可を求められるため、必ず「許可」を選択してください。
この許可を与えないと、顔認識による表情トラッキング機能が使えません。もし誤って拒否してしまった場合は、デバイスのプライバシー設定からVTube Studioのカメラアクセスを手動で許可する必要があります。
3.3.3 トラッキング設定の初期調整
カメラアクセスが許可されたら、次はトラッキング精度の初期調整を行います。画面に表示される指示に従って、顔をカメラに正対させた状態で「キャリブレーション」を実行します。
キャリブレーションでは、顔の中心位置や目・口の動きの基準点を設定します。これにより、あなたの表情の変化をアバターに正確に反映できるようになります。照明が明るく、顔全体がはっきり映る環境で行うと、より精度の高いトラッキングが可能です。
4. VTube Studioに必要な準備物
VTube Studioを使って快適にVTuber活動を始めるには、いくつかの準備物が必要です。ここでは、初心者の方が最初に揃えるべきアイテムと、それぞれの選び方について詳しく解説していきます。必要最低限のものから、より快適な配信環境を整えるためのアイテムまで、段階的にご紹介します。
4.1 推奨されるデバイスとスペック
VTube Studioを快適に動かすためには、一定以上の性能を持ったパソコンまたはスマートフォンが必要です。特にパソコンで使用する場合は、リアルタイムでアバターを動かしながら配信ソフトも同時に起動することになるため、スペックには注意が必要です。
4.1.1 パソコンの推奨スペック
VTube Studioを使用する際、パソコンには以下のようなスペックが推奨されます。特に配信を行う場合は、より高いスペックが求められます。
| 項目 | 最低スペック | 推奨スペック | 配信用推奨スペック |
|---|---|---|---|
| OS | Windows 10 64bit | Windows 10/11 64bit | Windows 11 64bit |
| CPU | Intel Core i5 第8世代以上 | Intel Core i7 第10世代以上 | Intel Core i7 第12世代以上 / Ryzen 7 5000シリーズ以上 |
| メモリ | 8GB | 16GB | 32GB |
| グラフィックス | 内蔵GPU | GeForce GTX 1650以上 | GeForce RTX 3060以上 |
| ストレージ | SSD 256GB | SSD 512GB | SSD 1TB以上 |
VTube Studioは比較的軽量なアプリケーションですが、配信ソフトと同時に使用する場合はCPUとメモリに余裕が必要です。特にOBS Studioなどの配信ソフトを併用する際には、複数のアプリケーションが同時に動作するため、メモリは最低でも16GB、できれば32GBあると安心です。
CPUについては、マルチコア性能が重要になります。VTube Studioでのトラッキング処理、配信ソフトでのエンコード処理、そして場合によってはゲーム画面のキャプチャなど、複数の処理を同時に行うため、コア数とスレッド数が多いCPUを選ぶことで、より安定した動作が期待できます。
グラフィックスについては、内蔵GPUでも動作しますが、配信を行う場合や複雑なエフェクトを使用する場合は専用のグラフィックカードがあると快適です。特にNVIDIA製のグラフィックカードは、配信ソフトのエンコード機能であるNVENCを使用できるため、CPUへの負荷を軽減できます。
ストレージについては、OSやアプリケーションの起動速度に直結するため、SSDは必須といえます。また、配信データや録画データは容量が大きくなりがちなので、1TB以上の容量があると余裕を持って使用できます。
ブルックテックPCでは、VTuber活動に最適化されたBTOパソコンを提供しています。用途と予算に合わせて、専門スタッフが最適なスペックを提案してくれるため、パソコンに詳しくない初心者の方でも安心して選ぶことができます。3年故障率1%未満という高い品質基準で製造されており、長期間安定して使用できる点も大きな魅力です。
4.1.2 スマートフォンの推奨スペック
スマートフォン版のVTube Studioを使用する場合も、一定以上のスペックが必要です。特にフェイストラッキングを行うため、カメラ性能とプロセッサの性能が重要になります。
| OS | 推奨機種の目安 |
|---|---|
| iOS | iPhone X以降(Face ID搭載機種が特に推奨) |
| Android | Android 8.0以降、RAM 4GB以上、高性能なフロントカメラ搭載機種 |
iPhoneの場合、Face ID搭載機種は深度センサーを持っているため、より精度の高いトラッキングが可能です。Android端末の場合は、機種によって性能差が大きいため、できるだけフラッグシップモデルやミドルハイレンジ以上の機種を選ぶことをおすすめします。
4.2 2Dアバターモデルの入手方法
VTube Studioを使用するには、Live2D形式の2Dアバターモデルが必要です。アバターはVTuber活動における自分の分身となるため、納得のいくものを選ぶことが大切です。ここでは、初心者の方でも入手しやすい方法をいくつかご紹介します。
4.2.1 無料アバターを使用する方法
初めてVTube Studioを試す場合は、無料で配布されているアバターを使用するのがおすすめです。VTube Studio公式でも、サンプルアバターが同梱されており、インストール後すぐに試すことができます。
また、インターネット上では個人のクリエイターが無料でアバターを配布していることもあります。ただし、使用する際には必ず利用規約を確認し、商用利用の可否や改変の可否などを把握しておくことが重要です。配信で使用する場合は、特に著作権や利用条件に注意を払う必要があります。
4.2.2 有料アバターを購入する方法
オリジナリティのあるアバターで活動したい場合は、有料アバターの購入を検討しましょう。BOOTHやnizima、VRoid Hubなどのプラットフォームでは、多数のクリエイターが個性的なアバターを販売しています。
価格帯は数千円から数万円まで幅広く、デザインのクオリティや付属するパーツ、表情パターンの数などによって異なります。購入前には、必ずサンプル画像や動画で動きを確認し、Live2D形式に対応しているかを確認してください。
4.2.3 オリジナルアバターを制作依頼する方法
完全オリジナルのアバターが欲しい場合は、クリエイターに制作を依頼する方法もあります。SKIMAやココナラなどのスキルマーケットでは、Live2Dモデルの制作を請け負うクリエイターが多数登録しています。
制作依頼の場合、デザインから制作まですべてを依頼する場合と、既存のイラストをLive2D化する場合とで価格が大きく異なります。完全オリジナルの制作依頼の場合は数万円から十数万円程度の予算を見込んでおくとよいでしょう。
依頼する際には、自分のイメージを明確に伝えることが重要です。髪型、服装、表情のバリエーション、可動範囲など、具体的な希望を伝えることで、満足度の高いアバターを制作してもらえます。
4.2.4 自分でLive2Dモデルを作成する方法
イラストが描ける方や、3Dモデリングの経験がある方は、自分でLive2Dモデルを作成することもできます。Live2D Cubismという公式ソフトウェアを使用してモデリングを行います。
Live2D Cubismには無料版と有料版があり、無料版でも基本的な機能は使用できます。ただし、モデリングには専門的な知識と時間が必要なため、初心者の方がゼロから学ぶ場合は、ある程度の学習期間を覚悟する必要があります。
4.3 Webカメラやスマホカメラの選び方
VTube Studioでは、カメラで撮影した自分の顔の動きをアバターに反映させるため、カメラは非常に重要な要素です。使用するカメラの性能によって、トラッキングの精度が大きく変わります。
4.3.1 Webカメラの選び方
パソコンでVTube Studioを使用する場合、Webカメラが必要です。ノートパソコンには内蔵カメラがありますが、配信用途では解像度やフレームレートが不十分な場合が多いため、外付けのWebカメラの使用を推奨します。
| スペック項目 | 最低ライン | 推奨スペック |
|---|---|---|
| 解像度 | 720p(HD) | 1080p(Full HD) |
| フレームレート | 30fps | 60fps |
| オートフォーカス | あり | あり |
| 視野角 | 70度程度 | 70〜80度程度 |
Webカメラを選ぶ際は、解像度とフレームレートが特に重要です。解像度が高いほど細かい表情の変化を捉えることができ、フレームレートが高いほど滑らかな動きを実現できます。トラッキング精度を高めたい場合は、1080p・60fps対応のWebカメラを選ぶとよいでしょう。
また、照明条件への対応力も重要な要素です。自動露出補正機能やローライト補正機能があるカメラは、さまざまな環境下で安定したトラッキングを実現できます。価格帯としては、5000円から15000円程度のモデルが性能と価格のバランスがよくおすすめです。
代表的な製品としては、ロジクール製のWebカメラが品質と性能のバランスがよく、多くのVTuberに使用されています。ロジクール StreamCam、ロジクール C920n、ロジクール BRIOなどが人気のモデルです。
4.3.2 スマートフォンカメラの活用
スマートフォンをWebカメラとして使用する方法もあります。最近のスマートフォンは高性能なカメラを搭載しているため、専用アプリを使用することで、パソコンのWebカメラとして利用できます。
スマートフォンをWebカメラ化するアプリとしては、iVCam、DroidCam、EpocCamなどがあります。これらのアプリを使用することで、既存のスマートフォンを高品質なWebカメラとして活用できるため、追加投資を抑えることができます。
ただし、スマートフォンを固定するためのスタンドやマウントが別途必要になるため、安定した撮影環境を整えるための周辺機器は用意しておきましょう。
4.3.3 照明環境の整備
カメラ選びと同じくらい重要なのが、照明環境です。顔を明るく均一に照らすことで、トラッキング精度が大幅に向上します。自然光だけでは不十分な場合が多いため、補助照明の使用を検討しましょう。
VTuber活動におすすめの照明は、リングライトやLEDパネルライトです。リングライトは顔全体を均一に照らすことができ、影ができにくいため、トラッキングに適しています。価格も3000円から10000円程度で入手できるため、比較的手軽に導入できます。
照明を設置する際は、カメラの正面または斜め前方に配置し、顔に直接光が当たるようにします。天井の照明だけでは顔に影ができてしまい、トラッキング精度が低下する原因になるため、必ず顔の正面から光を当てるようにしましょう。
また、部屋全体の明るさも重要です。背景が暗すぎると顔との明暗差が大きくなり、カメラの自動露出が不安定になる場合があります。可能であれば、部屋全体を明るく保つことで、より安定したトラッキング環境を実現できます。
5. 初心者が最初にやるべき設定
VTube Studioをインストールしたら、まずは基本的な設定を行いましょう。初回起動時に正しく設定を行うことで、その後の配信やトラッキングの精度が大きく向上します。ここでは、初心者がつまずきやすいポイントを丁寧に解説しながら、最初に行うべき3つの重要な設定について説明します。
5.1 アバターの読み込み方
VTube Studioで最初に行うべき作業は、2Dアバターモデルの読み込みです。VTube Studioでは、Live2D形式のモデルファイルを使用します。
アバターの読み込み手順は以下の通りです。まず、VTube Studioを起動し、画面右下のフォルダアイコンをクリックします。次に、「モデルを読み込む」を選択し、事前に用意したLive2Dモデルファイル(拡張子が.model3.jsonのファイル)を指定します。モデルファイルは必ず専用のフォルダ内に配置しておくことで、テクスチャやモーションファイルが正しく読み込まれます。
読み込みが完了すると、画面中央にアバターが表示されます。初回読み込み時にはアバターの位置やサイズが適切でない場合がありますが、画面下部のスライダーでサイズ調整、ドラッグ操作で位置調整が可能です。
| 操作内容 | 方法 | 注意点 |
|---|---|---|
| モデルの読み込み | フォルダアイコン → モデルを読み込む | model3.jsonファイルを選択 |
| サイズ調整 | 画面下部のスライダー | 配信画面に収まるサイズに調整 |
| 位置調整 | アバターをドラッグ | 画面中央または左右に配置 |
| 回転調整 | 右クリック + ドラッグ | 角度を微調整できる |
複数のアバターを切り替えて使用したい場合は、それぞれのモデルを読み込んでおくことで、配信中でも簡単に切り替えることができます。モデル一覧は画面左側のサムネイル表示から選択可能です。
5.2 トラッキング精度の調整
アバターを読み込んだ後、次に重要なのがトラッキング精度の調整です。トラッキングとは、Webカメラやスマホカメラであなたの顔や表情を認識し、その動きをアバターに反映させる機能のことです。この精度が低いと、アバターの動きが不自然になったり、反応が遅れたりします。
トラッキング設定を開くには、画面右上の歯車アイコンをクリックし、「トラッキング設定」を選択します。ここでは、使用するカメラの選択、トラッキングの感度、遅延設定などを調整できます。
まず、使用するカメラを正しく選択してください。PCに複数のカメラが接続されている場合、ドロップダウンメニューから使用したいカメラを選びます。Webカメラの場合は解像度を720p以上に設定することで、トラッキング精度が向上します。
次に、顔認識の精度を調整します。画面には自分の顔が映し出され、顔の輪郭や目、口などに緑色のトラッキングポイントが表示されます。照明が明るく、顔全体がしっかり映っている状態でトラッキングを開始することが、精度向上の最大のポイントです。
| 設定項目 | 推奨設定 | 効果 |
|---|---|---|
| カメラ解像度 | 720p以上 | 顔認識の精度が向上 |
| フレームレート | 30fps以上 | 動きが滑らかになる |
| 感度設定 | 中~高 | 表情の反応が敏感になる |
| スムージング | 低~中 | 動きが自然になる |
| 照明条件 | 明るい環境 | 顔認識の安定性が向上 |
感度設定では、表情の変化にどれだけ敏感に反応するかを調整します。初心者の場合は中程度に設定し、慣れてきたら自分の表現スタイルに合わせて調整すると良いでしょう。スムージング設定は、動きの滑らかさを調整する機能で、高く設定しすぎると反応が遅れるため、低~中程度がおすすめです。
トラッキング精度を高めるためには、PC自体の性能も重要です。顔認識処理はCPUとGPUに負荷がかかるため、スペックが不足していると動作が重くなったり、トラッキングが途切れたりします。VTube Studioを快適に動作させるには、Core i5以上のCPU、8GB以上のメモリ、そして専用グラフィックスを搭載したPCが推奨されます。
ブルックテックPCでは、VTuber活動や配信に最適なスペックを備えたBTOパソコンを提供しています。クリエイター向けに設計された高品質なマシンは、長時間の配信でも安定した動作を実現し、3年故障率1%未満という高い信頼性を誇ります。VTube Studioのようなリアルタイム処理が必要なソフトウェアでも、快適に使用できる性能を備えています。
5.3 背景の設定とグリーンバック
アバターのトラッキングが正しく動作するようになったら、次は背景の設定を行いましょう。背景を透過させることで、配信ソフト上でアバターだけを表示したり、他の映像と合成したりすることが可能になります。
VTube Studioでは、背景を透過させる方法が2種類あります。1つ目は、ソフトウェア側で背景を透明にする方法です。画面右上の設定メニューから「背景を透明にする」を選択すると、背景がチェック柄の透明背景に切り替わります。この状態で配信ソフトにキャプチャすることで、アバターだけを表示できます。
2つ目は、グリーンバック(クロマキー)を使用する方法です。物理的に緑色の布やスクリーンを背景に設置し、配信ソフト側でその緑色を透過させる手法です。この方法は、実写映像とアバターを合成する場合や、より高度な演出を行う際に有効です。
| 背景設定方法 | メリット | デメリット | おすすめの用途 |
|---|---|---|---|
| ソフトウェア透過 | 設定が簡単、追加機材不要 | エッジ処理がやや粗い場合がある | 通常の配信、アバター単体表示 |
| グリーンバック | 透過精度が高い、実写合成可能 | 物理的なスクリーンが必要 | 実写とアバターの合成、高品質配信 |
| 背景画像設定 | 雰囲気を演出できる | 透過はできない | 録画や静止画出力 |
ソフトウェア透過を使用する場合、VTube Studioの設定で背景を透明にした後、配信ソフト(OBS Studioなど)でウィンドウキャプチャまたはゲームキャプチャを使用してVTube Studioの画面を取り込みます。この際、必ず「透明度を許可」にチェックを入れることで、背景が透過された状態でキャプチャされます。
グリーンバックを使用する場合は、VTube Studio側では特別な設定は不要ですが、照明の当て方に注意が必要です。グリーンバック全体に均一に光が当たるようにすることで、配信ソフト側でのクロマキー抜きがきれいに行えます。影ができたり、照明が不均一だったりすると、透過処理がうまくいかず、アバターの周囲にノイズが発生します。
背景に画像を設定したい場合は、VTube Studioの設定メニューから「背景画像を読み込む」を選択し、任意の画像ファイルを指定します。この方法は透過はできませんが、録画や静止画出力の際に雰囲気を演出できます。
背景設定は配信の目的や環境によって使い分けることが重要です。初心者の場合は、まずソフトウェア透過で慣れてから、必要に応じてグリーンバックの導入を検討すると良いでしょう。VTube Studioは柔軟な背景設定が可能なため、自分のスタイルに合わせてカスタマイズできます。
これら3つの初期設定をしっかり行うことで、VTube Studioの基本的な使い方をマスターし、配信や動画制作への第一歩を踏み出すことができます。設定に使用するPCの性能が不足していると感じた場合は、クリエイター向けに設計されたブルックテックPCのようなBTOパソコンの導入を検討することで、より快適な配信環境を構築できます。
6. まとめ
VTube Studioは、2Dアバターをリアルタイムで動かせる初心者にも優しいVTuber配信ツールです。無料版でも基本的な機能が使えるため、今すぐVTuber活動を始めることができます。スマホとPCの両方に対応しており、OBS Studioなどの配信ソフトと連携することで、本格的な配信環境を構築できます。
こちらの記事では、VTube Studioのトラッキング方法や、OBSとの連携方法を紹介しています。
初心者におすすめのVTube Studioのトラッキング方法|無料で始められる顔認識設定のコツとポイント
VTuber配信デビュー完全ガイド|初心者にもわかりやすいVTube StudioとOBS Studioの連携方法
初心者がつまずきやすいポイントは、トラッキング精度の調整やアバターの読み込み設定ですが、適切なデバイスとスペックを備えたPCを使用することで、これらの問題の多くは解決できます。特に動作が重い場合は、PCのスペック不足が原因であることが大半です。
VTube Studioを快適に動作させるには、安定したCPU性能とグラフィック処理能力を持つPCが必要です。ブルックテックPCは3年故障率1%未満の高品質なBTOパソコンを提供しており、VTuber活動に最適なマシンを取り揃えています。用途と予算に合わせたオーダーメイドPCの提案も可能です。ゲーミングPC/クリエイターPCのパソコン選びで悩んだらブルックテックPCへ!
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