「メモリって何?」「DDR4とDDR5って何が違うの?」と疑問に思っていませんか?この記事では、パソコン初心者の方にも分かりやすく、メモリの役割やDDR4とDDR5の違いについて解説します。
メモリはパソコンの性能を大きく左右する重要なパーツです。種類によって処理速度や消費電力が異なり、パソコン選びにおいても重要な知識となります。この記事を読むことで、メモリの種類の違いを理解し自分に合ったパソコンを選ぶための基礎知識を身につけることができます。具体的にはメモリがパソコンの動作速度にどう影響するのか、DDR4とDDR5の性能差、価格帯の違いなどを説明していきます。
1. PCのメモリとは?
パソコンのメモリはデータを一時的に保存する場所です。例えるなら作業机のようなもの。机が広ければ広いほどたくさんの書類を広げて作業できますよね。メモリも同様に、容量が大きいほど、多くのプログラムを同時にスムーズに実行できます。
CPU(中央処理装置)が処理するデータは、まずメモリに読み込まれます。メモリはCPUと密接に連携し、高速でデータの読み書きを行うことで、パソコン全体の処理速度に大きく影響します。メモリが不足すると処理速度が低下し動作が重くなるため、快適なパソコン操作には十分なメモリ容量が不可欠です。
1.1 メモリの役割
メモリは、主に次の3つの役割を担っています。
- プログラムの読み込み:パソコンで使用するソフトウェアやアプリケーションは、起動時にメモリに読み込まれます。メモリ容量が大きいほど、多くのプログラムを同時に起動し、スムーズに切り替えて使用できます。
- データの一時保存:作業中のファイルやデータは、メモリに一時的に保存されます。編集中の文書や、ブラウザで開いているウェブページなどもメモリ上に展開されます。
- CPUとのデータのやり取り:CPUはメモリに保存されたデータを読み込み、処理を行います。処理結果もメモリに書き込まれ、その後、ハードディスクやSSDに保存されます。メモリとCPUのデータ転送速度は、パソコンの処理性能に直結します。
1.2 DDR4とDDR5の違い
DDR4とDDR5はメモリの規格を表す名称です。DDRはDouble Data Rateの略で数字が大きくなるほど、より新しい世代のメモリとなります。DDR5はDDR4の後継規格であり、いくつかの点で性能が向上しています。
項目 | DDR4 | DDR5 |
---|---|---|
データ転送速度 | 最大約3200MT/s | 最大約6400MT/s |
動作電圧 | 1.2V | 1.1V |
価格 | 比較的安価 | 比較的高価 |
上記のように、DDR5はDDR4と比較して、データ転送速度が大幅に向上しています。また、動作電圧が低いため、消費電力が抑えられている点もメリットです。ただしDDR5はDDR4よりも価格が高い傾向にあります。さらにDDR4とDDR5は互換性がないため、マザーボードが対応するメモリ規格を確認する必要があります。
2. おわりに
この記事ではパソコンのメモリ、特にDDR4とDDR5の違いについて解説しました。
メモリを選ぶ際には使用用途に合わせて容量と速度を選ぶことが重要です。ネットサーフィンやオフィスソフトの利用など、一般的な用途であれば16GBで十分です。動画編集やゲームなど、負荷の高い作業を行う場合は16GB〜32GB以上が推奨されます。
最新のCPU、例えばインテル Core i9(Ultra9)シリーズやAMD Ryzen 9シリーズなどを搭載したパソコンでは、高速なDDR5メモリを選ぶことでその性能を最大限に引き出すことができます。
快適なパソコン環境を実現するために、メモリ選びは重要な要素です。この記事がメモリ選びの参考になれば幸いです。
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