IntelのCPUに搭載されているPコアとEコア、久しぶりにPCを買い替えようとした時には初めて聞くワードではないでしょうか?
今回はCPUにおけるコアや、PコアとEコアの違いを解説していきます。
そもそもコアって?
CPUは人間で言うところの「頭脳」にあたるものであると言われています。
では、コアとは何かというと「頭脳」を二つに分けた「右脳」「左脳」にあたるものと言えます。
「右脳」と「左脳」がそれぞれの処理を行い「頭脳」としての役割を果たすように、近年のCPUの中にはコアが複数搭載されており、並行して多くの処理を行っています。
PコアとEコアとは?
PコアとEコアは、Intel第12世代CPU「Alder Lake」以降のCPUに搭載されているコアであり、それぞれPerformance(高性能)コアとEfficient(高効率)コアと呼ばれています。
Pコアは、物理的に大きく性能重視であり、負荷の大きい処理を行なっています。その代わり、消費電力と発熱が大きくなっています。
反対にEコアは、物理的に小さく電力効率重視であり、負荷の小さい処理を行なっています。そのため、Pコアほどの性能は発揮できません。
PコアとEコアはメインとサブの関係であり、役割が真逆と言っていいほど違うため、お互いの弱点を補う形でCPUの中に搭載されています。
メリットは?
では、このPコアとEコアを搭載することでどんなメリットがあるのでしょうか?
それは、高性能化と省電力化の両立が可能となった点です。
例えば、ゲームなどの非常に重い作業を行なっている際にはPコアが主として処理を行います。しかし、PCはそのバックグラウンドで多くのプログラムが動作しています。もし、これらの処理にPコアを割り当ててしまうとメインの重い処理に影響が出てしまったり、必要以上に消費電力が増えることになります。それを抑えるために、Eコアを割り当てることで消費電力を抑えつつ、Pコアがメインの重い作業に集中してあたることができようになりより高速に処理を行うことが可能となりました。
おわりに
今回は、IntelCPUの特色であるPコアとEコアについて解説しました。
このPコアとEコアの構成は比較的新しい物であり、「Alder Lake」よりも前のCPUはPコアしか搭載していませんでした。
IntelのライバルであるAMDはPコアのみのCPUやX3Dといった主にゲーム用途に特化したCPUを開発しており、Intelとは方向性の違う特色があります。
それぞれの特色を見極めた上で、この記事が自分に最適なCPUを選ぶための一助になれば幸いです。
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