
VTuber 3Dとは、2Dのイラストではなく立体的な3Dモデルを使って活動するVTuberのことです。
この記事では、VTuber初心者の方に向けて、3Dモデルの基本的な仕組みからモーションキャプチャーやフェイストラッキングといった技術、制作費用の目安、そして個人VTuberが3Dモデルを導入する方法まで、わかりやすく丁寧に解説します。3Dモデルを使うことで、ライブやダンスなど表現の幅が大きく広がります。
この記事を読むことで、VTuber 3Dについてひととおり理解できます。
1. VTuber 3Dとは何かを基本からわかりやすく解説
1.1 VTuber 3Dの定義と概要
VTuber 3Dとは、立体的に作られた3Dモデルのアバターを使って活動するVTuber(バーチャルYouTuber)のスタイル、またはそのモデルそのものを指します。
VTuberは仮想のキャラクターとして動画配信や活動を行うクリエイターの総称ですが、その中でも3Dモデルを使用する形態は「VTuber 3D」と呼ばれており、2Dのイラストベースのモデルを使う「Live2D(ライブ2D)」とは明確に区別されています。
Live2Dが正面を向いたイラストに動きをつける2次元的な表現であるのに対し、3Dモデルはキャラクターを全方向から見ることができ、全身を使った動作やダンスなど、より自由度の高い表現が可能です。
ホロライブやにじさんじなどの大手VTuber事務所に所属するVTuberが配信やイベントで3Dモデルを使用している場面を見たことがある方も多いでしょう。
以下の表で、VTuber 3DとLive2Dの主な違いをわかりやすく整理します。
| 比較項目 | VTuber 3D | Live2D |
|---|---|---|
| モデルの形式 | 立体的な3Dモデル | 2Dイラストに動きをつけたモデル |
| 全身の動き | 対応(ダンス・全身モーションなど) | 上半身中心が多い |
| 視点の自由度 | 360度あらゆる方向から表示可能 | 基本的に正面固定 |
| 制作コスト | 高め(数十万円〜) | 比較的低め(数万円〜) |
| 主な使用場面 | ライブ・3D配信・イベント | 日常配信・雑談配信 |
1.2 3Dモデルが使われるようになった背景
VTuberという文化が日本で広く知られるようになったのは、2016年にキズナアイがYouTubeに登場したことがきっかけとされています。
当初から3Dモデルを使ったキャラクター表現が採用されており、「バーチャルなキャラクターがまるで実在するように動き、話す」という体験は、多くの視聴者に強い印象を与えました。
その後、2018年頃からVTuber文化が急速に拡大し、ホロライブやにじさんじなどの大手事務所が次々と登場します。
この時期、配信のしやすさからLive2Dを使うVTuberが主流となりましたが、ライブイベントや記念配信など特別な場面では3Dモデルが積極的に活用されるようになりました。
3Dモデルが注目を集めた大きな理由のひとつは、ライブパフォーマンスへの対応力の高さです。
歌やダンスを全身で表現できる3Dモデルは、現実のアーティストのライブに近い臨場感を視聴者に届けることができます。
また、技術の進歩により、モーションキャプチャーや顔認識トラッキングの精度が向上したことで、より自然でリアルな動きを3Dモデルで再現できるようになったことも、普及を後押しした大きな要因です。
さらに近年は、VRMというオープンな3Dアバター向けのファイル形式が普及したことで、個人VTuberでも比較的手軽に3Dモデルを導入できる環境が整いつつあります。
このような技術的背景とコンテンツの多様化が重なり、VTuber 3Dは今や大手事務所だけでなく、個人クリエイターにとっても現実的な選択肢となっています。
2. VTuber 3Dモデルの仕組みと技術
VTuberが3Dモデルを使って活動するとき、その裏側にはさまざまな技術が組み合わさって動いています。
ここでは、3Dモデルがどのような構造を持ち、どのような技術によってVTuberとしての表現が実現されているのかを、ひとつひとつていねいに解説していきます。
2.1 3Dモデルの基本的な構造
VTuberが使う3Dモデルは、大きく分けていくつかの要素から構成されています。
まず土台となるのが「メッシュ」と呼ばれる3次元空間上の頂点と面の集まりで、これがキャラクターの外形(シルエット)を形作ります。
メッシュの上には「テクスチャ」と呼ばれる画像データが貼り付けられ、肌の色、髪の色、衣装の模様などの見た目が表現されます。
さらに「マテリアル」という設定によって、光の反射の仕方や透明感なども細かく調整されます。
そして動きを付けるために不可欠なのが「ボーン(ボーンリグ)」と呼ばれる骨格データです。
人間の骨格と同様に、関節にあたる部分にボーンを仕込み、そのボーンを動かすことでメッシュ全体が連動して変形します。
3Dモデルはメッシュ・テクスチャ・マテリアル・ボーンの4つの要素が組み合わさることで、はじめてVTuberとしての活動に耐えうる表現力を持ちます。
| 要素 | 役割 | 具体例 |
|---|---|---|
| メッシュ | キャラクターの形状を定義する | 顔・体・手などの輪郭 |
| テクスチャ | 表面に色や模様を描く | 肌の色・髪の色・衣装のデザイン |
| マテリアル | 光の反射や質感を設定する | ツヤ感・透明感・陰影の付き方 |
| ボーン(ボーンリグ) | 動きを制御する骨格データ | 腕・脚・指・首の動き |
2.2 モーションキャプチャーで動きを再現する仕組み
3Dモデルをリアルタイムで動かすために広く使われているのが「モーションキャプチャー」という技術です。演者の体の動きをセンサーやカメラでデジタルデータとして取得し、そのデータを3Dモデルのボーンにリアルタイムまたはオフラインで反映させることで、キャラクターが自然な動きをするようになります。
モーションキャプチャーには主に以下のような方式があります。
| 方式 | 特徴 | 主な用途・環境 |
|---|---|---|
| 光学式 | マーカーに反射光を当てて多数のカメラで追跡する。精度が非常に高い | 大手プロダクションの3Dライブ・映画制作 |
| 慣性センサー式 | 体に装着したセンサーで姿勢を取得する。広いスペース不要 | スタジオ収録・個人での高精度トラッキング |
| カメラトラッキング式 | Webカメラや深度センサーで体の動きを推定する。機材コストが低い | 個人VTuberの日常配信・手軽な3D活動 |
ホロライブプロダクションやにじさんじなどの大手VTuberプロダクションが3Dライブを開催する際には、光学式または慣性センサー式の高精度なモーションキャプチャーシステムが使用されることが多く、演者の細かい動作まで忠実に再現されます。
2.3 フェイストラッキングと表情表現の仕組み
体の動きだけでなく、顔の表情をリアルタイムで3Dモデルに反映させる技術が「フェイストラッキング」です。
フェイストラッキングには、カメラで顔を認識して目・口・眉などのパーツの動きを検出する方法と、スマートフォンの深度センサーを用いる方法などがあります。
3Dモデルの表情は「シェイプキー(ブレンドシェイプ)」という技術を使って実現されています。これは、「目を閉じた状態」「口を開けた状態」「眉を上げた状態」などの変形データをあらかじめ用意しておき、それらを組み合わせることで豊かな表情を作り出すものです。
フェイストラッキングの主なツールとしては、iPhoneのTrueDepthカメラを利用した「iFacialMocap」や、汎用Webカメラでも動作する「VSeeFace」などが個人VTuberの間でも広く使われています。
フェイストラッキングの精度が高いほど、視聴者に対してキャラクターが「生きている」と感じさせる表現力が増します。
3. VTuber 3Dモデルの制作方法と流れ
3.1 3Dモデルのデザインからモデリングまでの流れ
VTuber向けの3Dモデルを制作する際には、大きく分けていくつかの工程を順番に進めていくことになります。それぞれの工程には専門的な知識やスキルが必要になるため、全体の流れをあらかじめ把握しておくことがとても重要です。
まず最初の工程は、キャラクターのデザインを決める「コンセプトアート」と呼ばれるデザイン設計の段階です。
ここでは、キャラクターの外見・衣装・髪型・カラーリングなどを2Dのイラストとして描き起こします。この段階でのデザインの完成度が、最終的な3Dモデルのクオリティに大きく影響するため、細部まで丁寧に設計することが求められます。
次に、そのデザインをもとに「3Dモデリング」を行います。3Dモデリングとは、BlenderやMaya、ZBrushといった専用のソフトウェアを使って、2Dのデザイン画を立体的なデジタルモデルとして構築していく作業のことです。
キャラクターの頭・体・手・足などのパーツを一つひとつ丁寧に形成し、全体として自然なプロポーションになるよう調整していきます。
モデリングが完成したら、次は「テクスチャリング」という工程に進みます。テクスチャリングとは、3Dモデルの表面に色や模様、素材感などを貼り付けて、見た目をリアルに仕上げる作業のことです。
肌の質感、衣装の布地感、目の光沢感など、細かいディテールをテクスチャとして描き込んでいきます。
続いて「リギング」という作業を行います。リギングとは、3Dモデルの内部に骨格にあたる「ボーン(Bone)」と呼ばれる構造を組み込む作業のことで、このボーンを設定することによってモデルが手足を動かしたり、表情を変えたりできるようになります。
リギングの精度が低いと、動いたときに体のパーツが不自然に歪んでしまうため、非常に技術と経験が必要な工程です。
最後に、完成したモデルを配信や活動に使用するプラットフォームやソフトウェアに対応した形式でエクスポートし、実際に動作するかどうかテストを行います。
VTuber活動においては、VRChat対応のVRM形式やUnity向けの形式に変換することが一般的です。
| 工程 | 内容 | 主な使用ツール例 |
|---|---|---|
| コンセプトアート | キャラクターの外見・衣装・カラーを2Dイラストで設計する | CLIP STUDIO PAINT、Adobe Illustrator など |
| 3Dモデリング | デザイン画をもとに立体的なモデルを構築する | Blender、Maya、ZBrush など |
| テクスチャリング | モデル表面に色・模様・素材感を描き込む | Substance Painter、Photoshop など |
| リギング | ボーンを設定してモデルを動かせるようにする | Blender、Maya など |
| エクスポート・テスト | 使用するプラットフォームの形式に変換し動作確認する | Unity、VRoid Studio など |
3.2 3Dモデル制作にかかる費用の目安
VTuber向けの3Dモデルを制作するにあたって、気になる方が多いのが「費用はどのくらいかかるのか」という点です。
3Dモデルの制作費用は、モデルのクオリティや発注先、制作内容の複雑さによって大きく異なります。
個人のクリエイターやフリーランスのモデラーに依頼する場合、比較的シンプルなデザインであれば10万円台から依頼できるケースもありますが、衣装の複雑さや表情の種類数、リギングの精度などによっては30万円から100万円以上になることも珍しくありません。
一方、ホロライブやにじさんじといった大手VTuber事務所に所属するVTuberが使用する高品質な3Dモデルは、スタジオレベルの制作体制のもとで作られており、数百万円規模の制作費がかかることもあるとされています。
また、近年では「VRoid Studio」のような無料の3Dモデル作成ツールが普及しており、ある程度の知識があれば自分でモデルを制作・カスタマイズすることも可能になってきています。ただし、クオリティや表現の自由度においてはプロへの依頼と比べて制限があるため、活動の目的やステージに応じて選択することが大切です。
| 制作方法 | 費用の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 無料ツールで自作(VRoid Studioなど) | ほぼ無料〜数千円程度 | 手軽に始められるが、表現の自由度に制限がある |
| 個人モデラー・フリーランスへ依頼 | 10万円〜100万円以上 | デザインや品質の要望に柔軟に対応できる |
| 制作会社・専門スタジオへ依頼 | 100万円〜数百万円以上 | 高品質・高精度なモデルに仕上がるが費用が高い |
3Dモデルの制作は一度きりではなく、衣装替えやモデルのアップデートなど継続的なコストが発生する場合もあります。
長期的な活動を見据えて、最初から予算感を明確にしたうえで制作方針を決めておくことが、後悔のない3Dモデル導入につながります。
4. VTuber 3Dの魅力とできることの幅広さ
VTuber活動において、3Dモデルの導入はコンテンツの幅を大きく広げる重要なステップです。2Dのイラストをベースにした Live2Dモデルとは異なり、3Dモデルは全身を自由に動かせるため、表現の可能性が飛躍的に高まります。
ここでは、VTuber 3Dならではの魅力と、具体的にどのようなことが実現できるのかをわかりやすく解説します。
4.1 ライブやイベントで3Dモデルが活躍する場面
3Dモデルが最も力を発揮するのは、オンラインライブやバーチャルイベントといった、動きと演出が重視される場面です。
ホロライブやにじさんじといった大手VTuber事務所が定期的に開催している3Dライブでは、複数のVTuberが同じ仮想空間上に集まり、リアルタイムで歌やダンスを披露します。
こうしたライブイベントでは、3Dモデルによって次のような演出が可能になります。
| 活躍する場面 | 3Dモデルだからこそできる演出の例 |
|---|---|
| オンライン3Dライブ | 複数のVTuberが同一空間で同期して歌・ダンスを披露 |
| バーチャル握手会・ファンミーティング | アバターが視聴者の方向を向いてリアクションするインタラクティブな演出 |
| ゲーム実況・コラボ配信 | 3D空間内でキャラクターとして動き回り、ゲームの世界観と一体化した演出 |
| MVやショートムービー | カメラワークを自由に設定し、映像作品として高クオリティなコンテンツを制作 |
| リアルイベント連動配信 | 現実の会場のスクリーンにVTuberの3Dモデルを投影し、リアルとバーチャルを融合させた演出 |
特に、リアルイベントの会場スクリーンにVTuberの3Dモデルを投影するスタイルは、ファンとの距離感を縮める新しいエンターテインメントの形として注目されています。
2Dモデルでは難しかった空間的な存在感を、3Dモデルによって実現できる点が大きな特徴です。
4.2 ダンスや全身の動きを表現できる強み
VTuber活動における3Dモデル最大の強みのひとつが、全身の動きをリアルタイムで再現できることです。
Live2Dモデルは上半身を中心とした表現に特化していますが、3Dモデルはモーションキャプチャーと組み合わせることで、歩く・走る・ジャンプする・踊るといったあらゆる全身の動きを自然に表現できます。
ダンス表現においては、特にその差が顕著に現れます。振り付けの細かなニュアンスや重心の移動、腕や脚の軌跡まで忠実に再現できるため、視聴者にとってよりリアルで没入感のあるパフォーマンスを楽しめます。
また、3Dモデルでは以下のような動きの表現が可能です。
| 表現できる動き | 具体的な活用例 |
|---|---|
| ダンス・振り付け | オリジナル楽曲や既存楽曲に合わせたライブパフォーマンス |
| 歩行・走行 | バーチャル空間内を移動するロールプレイ配信 |
| ジェスチャー・ポーズ | 感情豊かなリアクションや記念撮影的なポーズ |
| 指の動き | ハンドトラッキング技術を利用した細かな手の表現 |
| カメラ目線・視線制御 | 視聴者に語りかけるような自然な目線のコントロール |
このように、3Dモデルは「動き」そのものをコンテンツの核にできるという点で、2Dモデルとは一線を画す表現ツールといえます。
ダンスや演技を得意とするVTuberにとって、3D化はその個性をより深く発揮するための重要なステップになります。
4.3 3D化によってコンテンツの表現力が広がる理由
3Dモデルを導入することで、VTuberとして発信できるコンテンツの種類と質が大きく向上します。
その理由は、3Dモデルが「映像作品」「ゲーム」「ライブ」「SNS向けコンテンツ」など、複数のメディアフォーマットに対応できる汎用性の高さを持っているからです。
たとえば、UnityやUnreal Engineといったゲームエンジンと3Dモデルを組み合わせることで、オリジナルのバーチャル空間を制作し、そこでの配信やMV制作が可能になります。また、VRChat上にモデルをアップロードすれば、他のユーザーと仮想空間内でリアルタイムにコミュニケーションをとるという新しい活動スタイルも実現できます。
さらに、3Dモデルはレンダリングによって高品質な静止画やアニメーションを生成できるため、サムネイル・壁紙・グッズ素材・ショートムービーなど、多様なクリエイティブ用途にも活用できます。SNSでのビジュアルクオリティが向上することで、新規ファンの獲得にも直結します。
加えて、3Dモデルは一度制作してしまえば衣装変更(コスチュームの差し替え)や小道具の追加など、後からカスタマイズしやすい点も大きなメリットです。
キャラクターとしての世界観をより深く構築していけるため、長期的なVTuber活動において表現の幅が継続的に広がっていきます。
このように、VTuber 3Dモデルは単なる「見た目のアップグレード」にとどまらず、ライブ・ゲーム・映像・SNSなどあらゆるコンテンツ領域で活躍できる、VTuber活動の可能性を根本から広げる存在です。
個人VTuberにとっても、3D化を検討する価値は非常に高いといえるでしょう。
5. 個人VTuberが3Dモデルを導入する方法
企業所属のVTuberだけでなく、個人活動のVTuberでも3Dモデルを使って配信やライブを行う事例が増えています。かつては高額な費用や専門的な設備が必要だというイメージが強かった3D配信ですが、近年はソフトウェアや制作サービスの充実によって、個人でも現実的なコストと環境で3Dモデルを導入できる時代になっています。
ここでは、個人VTuberが3Dモデルを導入するための環境・機材・手段を具体的に解説します。
5.1 個人でも3Dモデルを使える環境と必要な機材
3Dモデルを使った配信を行うためには、モデルデータそのものに加えて、それを動かすためのソフトウェアと、動きを認識するためのトラッキング環境が必要です。以下に、一般的に必要とされる環境と機材をまとめます。
| カテゴリ | 具体的な機材・ソフトウェア | 役割 |
|---|---|---|
| 3Dモデル表示ソフト | VirtualMotionCapture、3tene、Vモーションなど | 3DモデルをPC上で動かし、表情や全身の動きを反映させる |
| フェイストラッキング | Webカメラ(1080p以上推奨)、iPhoneのFace ID対応機種(ARKit利用) | 顔の動きや表情をリアルタイムで3Dモデルに反映させる |
| 全身トラッキング | HTC VIVEトラッカー、SlimeVRトラッカーなど | 腕・腰・足など全身の動きをモデルに反映させる(任意) |
| 配信ソフト | OBS Studio、Streamlabs OBSなど | 3Dモデルの映像をYouTubeやTwitchなどへ配信する |
| PC本体 | GPU・CPU性能の高いデスクトップPC推奨 | 3Dモデルのリアルタイムレンダリングと配信処理を安定して行う |
特にPC本体の性能は3D配信の安定性に直結します。3Dモデルをリアルタイムで動かしながら、同時に配信エンコード処理も行うため、CPUとGPUの両方に高い負荷がかかる処理が同時進行します。スペックが不足していると、フレームレートの低下やモデルのカクつき、配信の途切れといったトラブルが発生しやすくなります。
目安として、GPUはNVIDIA GeForce RTX 3060以上、CPUはCore i7またはRyzen 7以上の構成が3D配信には適しています。また、長時間配信を前提とする場合は、熱管理と安定性も重要な要素となります。
5.2 低コストで始められる3Dモデル導入の手段
個人VTuberが3Dモデルを導入する際の主な手段には、大きく分けて「既製モデルの利用」「カスタムオーダー制作」「自作」の3つがあります。それぞれのコストや特徴を理解したうえで、自分の目的と予算に合った方法を選ぶことが重要です。
| 導入方法 | 費用の目安 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| 既製3Dモデルの利用(BOOTHなど) | 無料〜数万円程度 | すぐに使い始められる。低コストで導入可能 | オリジナリティが低く、同じモデルを使う人が存在する |
| クリエイターへのカスタムオーダー | 10万円〜50万円以上 | 自分だけのオリジナルモデルを持てる。クオリティが高い | 費用が高く、制作に時間がかかる |
| VRoid Studioを使った自作 | ほぼ無料 | 無料で使えるVRM形式のモデルを自分で作成できる | デザインの自由度に限界がある。習得に時間がかかる |
初めて3Dモデルを試してみたい場合は、無料で使えるVRoid Studioからスタートするのが現実的な選択肢のひとつです。
VRoid StudioはVRChatやVirtualMotionCaptureとの相性もよく、作成したモデルをそのままVRM形式で書き出して3D配信に活用できます。
一方で、活動を本格化させたいVTuberや、オリジナリティのあるキャラクターでブランドを確立したい場合には、専門のモデラーへのオーダー制作が有効です。SNSやSkebなどのクリエイター依頼サービスを活用することで、予算に応じたモデラーを探すことができます。
5.3 3D配信に適したPCの選び方
3Dモデルを使った配信を安定して行うためには、PCのスペック選びが非常に重要です。特に個人VTuberの場合、モデリングソフト・トラッキングソフト・配信ソフトを同時起動しながら長時間稼働させる前提でPCを選ぶ必要があります。
一般的なWebブラウジングや動画視聴とは異なり、3D配信は継続的に高い負荷をかけ続ける用途です。そのため、スペックだけでなく、発熱への耐性・安定した電力供給・長期的な品質保持といった観点もPC選びの重要な基準になります。
市販の量販店PCや低価格なゲーミングPCは、スペックの数値だけ見れば条件を満たしているように見えることがありますが、長時間の高負荷使用を想定した品質設計になっていないケースも少なくありません。
そのような観点から、個人VTuberのPC選びにおいては品質と耐久性を重視したBTOパソコンの導入が有効な選択肢として挙げられます。BTOパソコンは用途に合わせてパーツ構成をカスタマイズできるため、3D配信という特定の用途に最適化されたマシンを用意することができます。
なかでも、VTuberや映像制作クリエイターにも利用されているブルックテックPCは、3年故障率1%未満という高い品質基準を持つBTOパソコンを製造・販売しているメーカーです。PCに詳しくない個人VTuberの方でも、スタッフが用途や予算を丁寧にヒアリングしたうえで最適なマシン構成を提案してくれるため、「何を買えばいいかわからない」という初心者の方にも安心して相談できる環境が整っています。3D配信を長期にわたって安定して続けたい方にとって、信頼性の高いPCを選ぶことは活動の土台を整えることに直結します。
6. まとめ
VTuber 3Dとは、3Dモデルを使ってキャラクターを動かし、ライブや配信などで多彩な表現を実現する仕組みです。モーションキャプチャーやフェイストラッキングといった技術によって、全身の動きや豊かな表情をリアルタイムで再現できるため、2Dモデルと比べてコンテンツの表現力が大きく広がります。
制作にはある程度の費用がかかりますが、近年は個人VTuberでも導入しやすい低コストなツールや環境が整いつつあります。ただし、3Dモデルを快適に動かすには、高い処理性能を持つパソコンが不可欠です。スペックが不足していると、動作が重くなったり、配信の品質が落ちてしまったりするため、マシン選びは非常に重要なポイントと言えます。
VTuber活動をより本格的に楽しみたいなら、用途に合ったスペックのパソコンを選ぶことが成功への近道です。ゲーミングPC/クリエイターPCのパソコン選びで悩んだらブルックテックPCへ!
【パソコン選びに困ったらブルックテックPCの無料相談】
ブルックテックPCは「3年故障率1%未満」という圧倒的な耐久性を持つマシンを販売しており、映像編集を行うCG/VFXクリエイター,VTuber,音楽制作会社、プロゲーマー等幅広い用途と職種で利用されています。
BTOパソコンは知識がないと購入が難しいと思われがちですが、ブルックテックPCでは公式LINEやホームページのお問い合わせフォームの質問に答えるだけで、気軽に自分に合うパソコンを相談することが可能!
問い合わせには専門のエンジニアスタッフが対応を行う体制なので初心者でも安心して相談と購入が可能です。
パソコンにおける”コスパ”は「壊れにくいこと」。本当にコストパフォーマンスに優れたパソコンを探している方や、サポート対応が柔軟なPCメーカーを探している方はブルックテックPCがオススメです!





